「王子! 何でもご命令下さい!」
概要
各ミッション、及びベース召喚で入手できる下級ソルジャー。
青い半袖の服と茶色いズボンを履いており、オーソドックスな剣とバックラーを携えている。
剣を持っている方は普通の皮の手袋(籠手)をしているが、
盾を持つ方は鎧と同じ鉄製のものを使用している。
肩と胸だけの鎧の上から服と同じ青いスカーフを巻いており、青い布がついたヘルムと、
足は装甲とブーツを組み合わせたようなグリーブを履いている。
いかにもな兵士と言った外見で、一応名前はあるがレアリティはブロンズ。
左手に剣を持ち、右手に盾を持っている。
設定によれば彼はヘビーアーマークラスのブロンズユニット「王国重歩兵ラセル」の教え子であり、ラセルもこのスタイルをとっているため、このスタイルは彼に習ってのものと思われる。
現在は専用ドットが実装されている。
よくお目にかかる上にクラスチェンジもできない下級ユニットなので、始めたばかりの王子は即引退(=売却)させがちであろうこのお方。
しかし…。
戦闘能力
だからと言って使えないユニットではない。
ここで注目すべきはその『出撃コスト』。
初期でも6と低めで、限界までコストダウンさせれば最低クラスの4にまで達する。
下級とは言えクラスがソルジャーなので、敵を2体までブロックする事が可能。
序盤から雑魚が大量に沸いてくる場面では非常に出しやすく、レベルをキッチリ上げれば序盤を凌ぐのが容易になる。
流石に中盤以降はヘビーアーマー等に交換しないと強敵のブロックは厳しいが、序盤からコストがカツカツな状況では先鋒として輝いてくれる。
また、少数の敵が防衛線を突破してしまった際のフォローや、厄介な遠距離攻撃をする敵に奇襲を掛けたりといった『使い捨て』の運用にも向く。役目を終え次第撤退させれば差し引き2点しかコストを消費しないのだ。
さらに、2021年2月4日のメンテからはスキル『援軍要請I』が追加。
出撃コストが5回復させることができ、発動までの最短20秒程度時間を稼ぐことができれば、上記のメリットもあって自身が必要とする以上のコストを増やしてくれる。
これにより、単なる使い捨て要員以外としての役割を得ることができ、特に☆4チャレンジでの戦線構築の要となる可能性が生まれてきた。
小粒ながら要所で活躍してくれる彼は、「レアリティだけが全てではない」という事を体言したユニットのひとつと言えるだろう。
評判
上記の事から育てている王子は少なくなく、王国魔術師ロイと並びブロンズユニットの代表として君臨している。
似たようなユニットに王国兵士レオが存在するが、ヘクターが選ばれるのは経験値餌稼ぎ場として有名なストーリーミッション「田園の門」で大量に確保できる事が主因だろう。
戦力として戦場に立つだけでなく、他のユニットを育成するための「エサ」としてもお世話になるユニットなのだ。
そして田園へ…
長い間「低レベル育成と言えば田園ヘクター」として親しまれてきた彼だったが、2014年9月の大型アップデートにより先のステージほど高レベルのユニットが手に入るようになり、さらには経験値が他の銅より多い熟練兵ハシムというユニットが追加されたことで入手労力は半分以下で経験値が倍近い彼の存在によりほぼ育成=ヘクターの図式は崩され、ヘクターの居場所はもはや低コストの使い捨て壁にしかなくなってしまった…
…というわけでもなく、「田園の門」は
・カリスマ消費が少ない
・引退(売却)ユニットを含めたカリスマ資金効率が高い
・敵の数がそこそこ多い
・地上からしか敵が来ず、全員が必ず通る箇所が2つある
ということで「ゴールドゲット!」持ちによる絶好の資金稼ぎ場であることには変わりなく、ユニット覚醒費用が足りない王子やベース召喚を回したい王子たちによって田園では相変わらずヘクターが収穫されている。育成に使用されることは少なくなったが、ヘクターは剣を鋤に持ち替えて王国を支えているのである。
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