「コウヤーーーーー!!!♪」
概要
CV:相田さやか
使用ギア:タイガレイド
初登場は28話。
※メイン画像には2人描かれているが双子ではなく同一人物(後述)。
人物
(一部Wkipediaより引用)
中国のクラッシュギアチーム「四星虎団」に所属。11歳。O型。
普段は他のメンバーとともに京劇(作中では“伝統演劇”と呼称)の稽古に勤しんでいる。
キーアイテムとして作中に何度も登場するワインレッドの御守り(本当の母親が死に際に持たせたと思われる)を形見として大切に身に着けている。
ギアファイトが大好きで、元野生児らしく天真爛漫で人懐こく、コウヤともすぐに打ち解け友人になったのだが…
作中での活躍
町で偶然出会ったコウヤを追いかけていくうちに彼の愛機・ガルダフェニックスに興味を持ち、チームの練習場へ巧みに誘導。半ば強引であったもののギアファイトを申し込み、互いの実力を認め合い友人となる。(ちなみにその道中、ドタバタで動物園のライオンの柵の中に落ちてしまったガルダフェニックスを取り戻すためライオンと対峙。猛虎のオーラを放ち彼らを追い払った。)
その後もコウヤ達トビタクラブの宿舎に素手で獲った魚を手土産として差し入れに行ったり、試合でもコウヤを見守り、勝利すれば飛び跳ねて喜ぶなど互いに友情を育んでいった。
しかし、アジアカップの試合で本気のギアファイトを求めるあまり頭に血が上ったコウヤの必殺技「シャイニングソードブレイカー」を受け、隠された「虎の凶暴性」が覚醒してしまう(覚醒時はメイン画像右側のように髪に白いメッシュが入る)。
以降はコウヤに対し敵意をむき出しにし、再会時に襲い掛かることすらあった。
弱肉強食の自然界で培われた闘争本能と防衛本能に裏付けされたファイトスタイルは凄まじく、いくつもの相手ギアを破壊していった。
チーム総監督・明呉の野望のため試合外では軟禁状態で特訓を受け続け、その凶暴性をさらに研ぎ澄ましていく。
そして迎えたワールドカップの対コウヤ戦。
試合直前まで行われていた最終調整によって理性を完全に失い、かつての面影がどこにもないほど変わり果てた姿でコウヤの前に再び姿を表した(60話の王虎の凶暴で禍々しい作画・演出と相田女史の怪演は必見)。
猛獣のごときファイトでコウヤを苦しめるも、蘭芳達の力を借りた彼によって再び理性とギアファイトを楽しむ純粋な心を取り戻す。明呉からも解放され晴れて自由となった。
とはいうもののすでに身寄りのない身であるため、蘭芳たちの意向により一度はコウヤの家で暮らすことになったが、長年一緒に過ごしてきた蘭芳たちと別れることはできず、一緒に暮らせないことをコウヤに謝り、再会とギアファイトを誓って蘭芳たちと暮らすことを決める。
愛機・タイガレイドのモチーフは白虎またはサーベルタイガー。属性は「氷河」と「極光」。
必殺技は「虎超氷撃(フーチャオピンジー)」。覚醒時にのみ使用する(ゲームでは普段の状態でも同技を使える)。
スピンアタックを喰らわせ凍ったように動きが鈍くなった相手ギアに虎の気を纏ったタイガレイドが襲い掛かりバラバラに破壊する。
また、リリース時の構えやアクションもそれぞれ異なる。
漫画版
中国のクラッシュギア個人戦チャンピオン。
「哥哥(コーコー)」という名のホワイトタイガーと行動を共にしている。王虎曰く“兄弟”。名前からして野生時代での彼の兄貴分だったと思われる。
エキシビションマッチのゲスト選手として来日。入場時に放った強烈なギャグでコウヤ達をたじろがせるも、すぐに打ち解ける。
しかし明呉によって“虎の心”を強制的に呼び起こされ、理性を失った状態でコウヤと戦い、ガルダイーグルを修理不可能になるまで破壊した。
その凶暴性の理由として、「育ての親である母虎を目の前で密猟者に射殺されて以来人間を恐れるようになり、“虎の心”を精神的な盾とすることで人間と戦う恐怖から逃げている。普段陽気におどけているのも他人に気に入られるようにするため」と明呉の口からコウヤに語られている。
再戦の形となったアジアカップ個人戦の第1戦目、コウヤの新たな愛機・ガルダフェニックスによる猛攻で敗北を喫し、恐怖心が“虎の心”を上回り完全に戦意を失う。怯える王虎の様子を見たコウヤに「次は技も何も使わず、純粋にギアファイトを楽しもう」と持ちかけられ、結果的に敗退したもののギアファイトの楽しさをもう一度思い出すことに成功し恐怖心も克服することができた。
アニメ版との違い
基本的な設定以外は大きく異なる。
- 万願寺が王虎の生い立ちを知っている。
- 野生の力が“虎の心”と呼ばれている。
- 覚醒のトリガーは「血の匂い」。作中では明呉が自らの手のひらを傷つけ匂いを嗅がせていた。
- 凶暴性の原動力は「恐怖心」。
- 覚醒状態は継続せず、ファイトが終わる度に眠り落ちることで解除される。
- 御守りに関する描写は無い。
- 明呉が大会スタッフに連行された末に逮捕されたという明確な描写がある。
など。
必殺技は「白虎猛襲破(びゃっこもうしゅうは)」。相手ギアのホイールにフロントウエポンのドリルを突き刺しスタジアムの壁に何度も叩きつける。
余談
不思議な御守り
- 赤子だった王虎が野犬の群れに襲われそうになった時、発光して彼らを追い返すなど不思議な力がこもっている。
- 王虎の本当の母親を探す手掛かりになっているらしいこと、彼自身の「人間の心」の状態と連動していること以外は全くの謎に包まれている。
その他
- ライオンを追い払うシーンで彼の瞳孔が縦長に変化するが虎の瞳孔は丸い。
- 蘭芳と明呉それぞれの回想シーンにおける「チーム入団時の容姿」が大きく異なっており(蘭芳の回想では未就学児ほどの見た目だが、明呉の回想では作中における現在の王虎とさほど変わらない見た目)、矛盾が生じてしまっている。
- 11年後、他社のホビーアニメに生い立ちやバトルスタイルが非常によく似たキャラクターが登場した。
関連タグ
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