概要
界隈曲とは、ころんば氏の作風を模倣した楽曲群の総称。2号.氏や全てあなたの所為です。氏の作風を模倣した曲も含まれることがある。
しっかりと定義が定まっているわけではなく、少し雰囲気が似ているだけの曲も界隈曲と扱われることがある。(例として電ǂ鯨氏のクーネル・エンゲイザーが挙げられる。)
ころんば氏は全ての動画を削除し引退したため、現在正規の手段で視聴が可能な曲はころんば氏が作曲者の表記をしないことを条件に転載を許可した「ヤツメ穴」「クロマグロがとんでくる」「イワシがつちからはえてくるんだ」「 . 」の4曲のみとなっている。そのため界隈曲は多くがその4曲の曲調、MVを元にしている。
※「界隈曲」という呼称は、その性質上ただのジャンルに留まらず、他人のアイデンティティを否定するような言葉にもなり得るため、無闇矢鱈に使わないことをおすすめする。
界隈曲の特徴
ここで特徴を挙げるが、界隈曲は規範的な音楽ジャンルではなくカルチャー的なものであり、本人が界隈曲として作ったかどうかも重要なため、よく当てはまったとしても界隈曲とは限らないことを留意したい。
また、ここで挙げられた特徴はあくまで4曲それぞれの特徴と世間一般が持つ印象を合わせたものでしかなく、決まった形式のようなものはない。
- シンセサイザー
- 合成音声による歌唱
- 四つ打ちのリズム
- エレクトリックピアノ
- SuperSaw
- Just The Two of Us進行や丸サ進行
- シンセベース
- TR-808,TR-909などのドラム
- シンセソロ
- ツインボーカル
- 小物系のパーカッション
- ドット絵のMV
- ドット絵のキャラクター(使用されている合成音声のキャラクターであることが多い)
- ドット絵のフォント(美咲ゴシックなど)
- タイトルが記号、ひらがなとカタカナのみ
- 歌詞がひらがなとカタカナだけの表記
- コード進行が表示される、リズムに合わせて図形が配置、変形、移動を繰り返す、キャラクターが何かの楽器を叩いたりなど、リズムを視覚的に表した演出があるMV
- 黒背景、四角形の枠上の演出
- モールス信号などの暗号が曲やMVに組み込まれている(ただし、原典であるころんば氏の曲に暗号は無い)
- 文字化け(ころんば氏は使用したことがない)
- 裏歌詞(ハモリなどだけで歌われるMVに表記されない隠された歌詞)
歌詞はころんば氏と似た世界観、人知の及ばない怪異、意味不明で文脈のないものなどを扱ったものが多く、ころんば氏の失踪やリスペクトについて歌っていると窺えるものも存在する。
界隈曲の作者一覧
ここでは界隈曲の作者についてまとめる。(記載された作者が界隈曲だけを作っているとは限らないことに注意。)
ころんば
- 代表界隈曲:「ヤツメ穴」「クロマグロがとんでくる」「イワシがつちからはえてくるんだ」「 . 」
本家。代表界隈曲の4曲は「海鮮市場」「海鮮4曲」とも呼ばれる。
夏毛
- 代表界隈曲:「あさやけもゆうやけもないんだ」「_」
ころんば氏の作風を踏襲しつつ、他には見られないシンセサイザーが特徴。リスペクトもしつつ、二次創作でありつつも一つの作品として完成度の非常に高い曲を仕上げている。
(余談:夏毛という名前は、全てあなたの所為です。氏が音MAD作者だった時のロン毛という名義が由来で、夏毛はかつて全て此の世の所為です。というすべあな模倣を運営していた。)
全てあなたの所為です。
- 代表界隈曲:「エヌ」
すべあなと略されて呼ばれることが多い。元々は「ロン毛」という音MAD作者。
明確にころんば氏をリスペクトしていると示したことはないが、影響は受けているものだと考えられる。また、エヌでは明らかにヤツメ穴を意識した曲調・MVになっている。
ころんば氏のように「すべあな模倣」と呼ばれるリスペクト作品が多数存在する。
髥莏
髥莏という名前は虚像の文字化け。実はMIDInco氏の別名義である。
藤原ハガネ
- 代表界隈曲:「天井の研ナ○コが気になって眠れない」
Green wisteria
Cecilia姉貴兄貴
- 代表界隈曲:「螟冗カセ逶ョ」
螟冗カセ逶ョ は夏綾目の文字化け。曲の投稿を専門として活動していない。
Noname
- 代表界隈曲:「.espect」
「.espect」は界隈曲などで構成されたメドレー。琴葉姉妹を使用している。
(x0o0x_)
本人による歌唱のバージョンと、デフォ子による歌唱のバージョンが存在する。
海茶
- 代表界隈曲:「おどロボ」「クモヒトデのうまる砂の上で」
界隈曲かどうか初見ではわかりにくいがよく見ると多くの要素が界隈曲に合致する。また「ただの意味不明な歌詞の名曲」で終わらず、考察ポイントも用意されていることが特徴。またおどロボは考察要素に加え歌詞、MVに他のボカロの小ネタ等を上手く組み込んでおり、氏の作品は「読める」楽曲となっているのが特徴。
またUTAUではなくA.I.VOICE琴葉姉妹とずんだもんを使用している。
なみぐる
- 代表界隈曲:「あなたは世界の終わりにずんだを食べるのだ」「ハリボテ」
音楽的には、「温故知新」をテーマに、界隈曲の持つ特有の雰囲気・フレージングを大切にしつつ、オシャレコード・スラップ・SEを混ぜ込んでNEO 界隈曲のようなものが作りたかった。
と書いている。この曲ではほかにも「クーネル・エンゲイザー」も参考にしたと挙げている。
2024年2月には「.」のアレンジを投稿している。
ここに載っている者が全てでは無いので注意。あなたの知る作者が記載されていない場合は追記をお願いします。