「スバル、大好き」
概要
Re:ゼロから始める異世界生活に登場するキャラクターであるエミリアが病んでしまった状態の事。
精神状態はかなりおかしくなっており、大兎に全身を齧られたスバルを見ても、「疲れている」としか認識できないほど。
その様子はまるで、彼女自身が忌嫌う嫉妬の魔女サテラの様であった。
書籍では12巻、アニメでは第36話に登場。
web版では第四章65『雪の中の熱情』が初登場だが、「アニメのサブタイトルである点」、「その後の展開との対比となっている点」、そして「形はどうであれスバルとエミリアのファーストキスである点」から、どちらかというと第四章68『死の味』の方が話題に取り上げられる。
――初めての口づけは、冷たい『死』の味がした。
どうしてこうなった
大まかな理由
- スバルが書いたエミリア宛の手紙が何者かに捨てられ届かず。
- 聖域に雪が降り、村人とガーフィールは雪がエミリアのせいで降ったと勘違いし責める。
- エミリアは試練に挑み続ければいつかスバルが迎えに来てくれると想い続ける。
- しかし悪い魔女の試練は自分の辛い過去に耐え続けなければならない過酷なものだった……。
これらの事情から心を深く傷つけられ、スバルに対してのヤンデレになってしまったのである。
因みに雪を降らせていたのはロズワールで、これもわざとエミリアを追い詰めスバルに依存させるのが目的であったため作戦的には大成功と言える。ただスバルに気付かれたり、大兎を呼び寄せる原因になってしまったりと計算外の事も起きているが。
IF(カサネルルート)では
「それじゃ、教えて、スバル。――私、今日は何をしたらいい?」
「昨日は、ちゃんと言いつけ通りにずっと部屋で勉強してました。スバルの言うことなら間違いないもの。だから、何をしたらいいのか、教えて?」
スバルがエキドナとの契約に応じていた場合に辿っていたIFルート『ゼロカラカサネルイセカイセイカツ』でも、エミリアが病んでいる様子が見られる。
美しい銀髪が短く切られているのが特徴的。
スバルが「仲間の命を救う」ことのみを優先したため、当然ながら病みリア状態のまま生存してしまい、「病みリア・極」とでも言わんばかりの惨状に陥っている。
この状態では魔力の制御も不安定になっているらしく、些細なことでも情緒不安定に陥り、そうなると同時に力も爆発的に暴走するようになってしまっている。
最悪のパターンでは、パックが暴走した時に匹敵するほどの被害をもたらしたこともある模様。
王選候補者として健気に振る舞うが、何をするにもスバルに意見を求め、スバルに褒めてもらえなければ挫けて暴走、スバルが他の女の子と仲良くし過ぎると嫉妬で暴走、スバルに長く会えないと寂しくなって暴走、スバルに危害が加えられると怒りで暴走…などなど、スバルが常にケアしていないと破局的大災害を引き起こす危険な存在と化している。