白木徹
しらきとおる
CV:宮本充
「今日この場が、アイドル新時代の幕開けとなる事を保証しましょう」
I-1 clubのゼネラルマネージャ(プロデューサー兼運営会社社長)。長年アイドル業界の第一線で働いてきた優秀なプロデューサーで、I-1 clubを国民的アイドルの地位まで育て上げた。
アイドルについては「人間である前にアイドルである」と言う信念を持っており、さながら軍隊のような強固な戒律でグループを束ねている。それに従えない者はたとえ優秀でも容赦なく斬り捨てる事の出来る非情さを持ち、センターである島田真夢も例外ではなかった。
それだけに育て上げたアイドルへの思い入れは強く、I-1 clubの連続ミリオン記録が途切れた時は、当たり障りのない報告をしようとする部下に普段の冷静さをかなぐり捨てて激昂し、奮起を訴えるなど激情家の面を持っている。
また、斬り捨てたはずの真夢の事も気にかけており、訪ねてきた丹下社長や早坂相に彼女の近況や評価を聞くことも。30年以上没交渉だった丹下に対しても、大事に保管していたアイドル時代の写真を渡し、花道を用意できなかった事を詫びるとともに助言するなどしており、非情一辺倒の人物ではない。
なお、真夢が直談判しに来た時に落として壊してしまったのは、丹下が所属していたアイドルグループ「セイント40」のゴールデンディスク大賞受賞時の盾で、コミック版「リーダーズ」では自ら拾って修復しており、当時の事に格別の思い入れがあることが窺える。
現在の地位に至るまでにはチャットのアイコンから「ダルマ」と呼ばれる、後ろ盾となる人物の存在があり、その意向には逆らえない所があるようで、それに従って鈴木萌歌を三代目センターに据えるよう画策する一方、センターの座を追われることになる岩崎志保に再起の場として博多の新グループ「ネクストストーム」を用意している。
引き続きI-1 ClubのGMを務めているが、長期的な人気低落傾向をなかなか食い止められず、地方シアターの閉鎖・統合と言ったリストラ策を進めている。その一環として、地方シアターを担当していた志保をはじめとするメンバーを呼び戻し、I-1のトップ7を超える選抜メンバーによるユニットを創る事を宣言。2017年度はアイドルの祭典を開催せず、代わりにI-1 Clubのクリスマス公演を新ユニット発表の場にする事を決定した。
ネクストストームを解散すると決めた事で志保には脱退されてしまう事になったが、真夢には「脱落者として扱うだけだ」と冷徹に言い放ちつつも、ネクストストームの全権利を餞別として志保に与えている。また、後ろ盾であるダルマに対しても面従腹背の姿勢を次第に見せつつある。
クリスマスライブで早坂の計らいにより、WUG主導で開催された全国一斉アイドルフェスを見て、2018年にアイドルの祭典を復活させ、I-1 Clubのシード権を外し、Vドルをも巻き込んだ完全実力至上主義の一大イベントとする事を宣言した。
こんな感じのグループを束ねるプロデューサー、どっかで見たな・・・と思っても気にしてはいけない。