百足の虫は死して僵れず
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ひゃくそくのむしはししてたおれず
ことわざの一つ。「僵」はたおれ(る)と読むが、「倒」の時が当てられる事もある。
「百の足」と書くように、たくさんの足を持つムカデ。その足に支えられた体は死んでも横倒れしないように、支持者が多ければ簡単には滅びないという意味。
なお「百足」は通常「むかで」と読むが、この言葉では「ひゃくそく」と読むので注意。
出典は三國志の時代(2~3世紀頃)に書かれた「六代論」という本。
中国語では「百足之虫,死而不僵」と表され、「倒」ではなく「僵」なのはそのためだが、この字は中国語で「硬直」「行き詰まる」という意味。
ちなみに「六代論」を書いた魏の「曹冏(そうけい)」はあの曹操の遠縁である。
臨獣センチピード拳カデム…『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場する怪人。彼の好きな言葉としてこのことわざがチョイスされている(あとムカデモチーフ)。
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