概要
演:川口春奈
2012年版GTO第1期のキーパーソン。一見すると物分りがよく、友達思いの学級委員だが、実際は担任いじめの主犯格で、そのためならクラスメイトも平気で利用する。しかし、同じく担任いじめをしていたクラスメイトが鬼塚側につくようになり、それでもいじめを辞めなかったためクラスで孤立していくようになる。
麗美、朋子とは幼馴染だが、今では朋子のことは担任いじめに利用するだけであり、第4話で朋子が担任いじめに失敗した際には「二度と私に話しかけないで」とキツイ言葉を浴びせた。
担任いじめを傍観し、時には挑発するような言葉を投げかける麗美に対しては反感しているものの、彼女の言葉を気に停めず担任いじめを続けていた。第7話で鬼塚と仲良くなった麗美のことが気に食わず、彼女の出生を学校に暴露。しかし、そのことで麗美の逆鱗に触れ、盗撮カメラを家に仕込まれてその映像を公開させられそうになってしまい、部屋に閉じこまる(実際に公開したのはクラスが仲良くしている写真であり、麗美が孤立している雅に笑顔を思い出して欲しいという願いを込めたものだった)。
担任いじめに執着する理由
1年前、文化祭の準備費用がなくなった時、担任教師の藤森が水樹ななこが勝手に盗んだと決めつけたのが事の発端だった。その後、水樹ななこが親友であった雅たちに信じてもらえなかった辛さから自殺し、親友が自分たちのせいで死んだことを信じられず、彼女の「信じて欲しかった みんなにだけは」という遺書を「信じて欲しかった 藤森先生にだけは」という文章に書き換えて担任のせいにした。その後、盗んだ犯人が警察に捕まり、担任だった藤森をいじめて学苑から追放。以降大人に復讐するようになった。
改心へ
麗美が公開したクラスの写真を見ている時に村井から「またやり直そう」という電話がかかるが、自分が抱えているななこへの贖罪の念から涙を流し、クラスメイトに「けじめはちゃんとつける」とメールをする。その後、ななこが飛び降りた学校の屋上で自殺を図るが、鬼塚やクラスメイトに止められる。その時に自分に友達がいるということを実感し、鬼塚の「やり直せばいい」という言葉によってまた1からやり直すことを決意。自殺を止めてくれたクラスメイトに礼を言った。
改心後
親友だったななこの夢を元に、文化祭の準備に取り組む。文化祭を中止にしようとする大門に対し、「この文化祭は私たちがずっとやりたかったこと」「ここにはみんなの想いが詰まってる」と彼女に反抗した。
また、渋谷に襲われた際、鬼塚に対して「ダチ守るのは当然でしょ」と口にして他のクラスメイトと共に鬼塚を守った。
スペシャル第1弾では川口のスケジュールの都合により出番は少ないが、牧田の回し者である和久井に対しては麗美や菊地と同じく疑いの目でみていた。
スペシャル第2弾では中盤、鬼塚や他のクラスメイトとマリアの3つ子の世話をすることになり、鬼塚と2人歩いていたところ、内山田と遭遇する。娘のことを心配する内山田を励ますが、育児の本を持っていたため鬼塚と肉体関係も持ったと勘違いされてしまった。
スペシャル第3弾では医学部を目指しており、成績もA判定で問題なかったが、雅自身はファッションデザイナーになりたかったため、親の期待と自分の夢に葛藤する。しかし、鬼塚に「自分の人生だから自分のやりたいことをすればいい」と言われ、ニューヨークでファッションデザイナーを目指すことを決意した。卒業時、涙を流す鬼塚に「寂しくなんかないよ。だって卒業しても私たちずっとダチでしょ」と言い、笑って卒業した。