眉月大庵
まゆづきだいあん
『逆転裁判4』第3話に登場。24歳。
サメを連想させる巨大なリーゼントヘアーが特徴の男で、見た目に違わず性格や言動も粗暴。
一見ヤンキーっぽいがこれでも現職の刑事で、国際犯罪を主に扱う国際課に所属している。
また、牙琉響也がリーダーを務めるロックバンド「ガリューウエーブ」のメンバーでもあり、ギターを担当している。自分のギターに「エレッチ」という名前をつけている。
上述のとおり国際課に所属しているのだが、彼は一度も海外に行ったことがないらしく、その理由は飛行機のシートが狭すぎるからなんだとか。
第3話でローメイン・レタスを殺害した真犯人。
ボルジニアの歌姫ラミロアのパートナーであるピアニストの少年マキ・トバーユに「ボルジニアのマユ」を密輸させ、ラミロアのマネージャーに扮していた国際警察の捜査官レタスを殺害した。
レタスを殺害した後、響也とラミロアが合同で作曲した「恋するギターのセレナード」の歌詞に沿って事件が起きたかのように演出するなど数々のアリバイ工作を行ってマキに殺人の罪を着せた一方で、自分は刑事として何食わぬ顔で事件を捜査していた。
証拠・証言ともに決定的なものがなかったため、マキの弁護を行った王泥喜法介は大庵の犯行を完全には立証できなかったが、王泥喜は大庵と共犯関係にあるマキに犯行計画を証言させようとしたことで大庵に罪を認めさせることが出来た。
ただ、海外へ行ったことの無い大庵がマキと知り合った経緯は不明である。
なお、ボルジニアのマユは本来「チリョーレス症候群」という難病の特効薬の原料になるのだが、処方を少し変えるだけで大量の有害物質が作れてしまう事から、ボルジニア共和国はマユを国外へ持ち出すことを禁じており、マユを持ち出した者は死刑に処されてしまう。当然、国際警察もマユの密輸には目を光らせており、レタスはマキがラミロアが響也へ譲るつもりだったギターの中にマユを隠して日本へ密輸したことを突き止めていたため、その口封じの為に殺害された。
大庵がマユの入手を企んだ動機は、作中で司法長官の息子が「チリョーレス症候群」を発症したことが新聞で報じられていたため、大庵は司法長官に息子の命と引き換えにマユを高額で売りつけるつもりだったのではないかというのが弁護側王泥喜の主張。大庵の動揺した反応からすると概ね事実だったようだ。
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