絵瀬まこと
えせまこと
『逆転裁判4』第4話の被告人。19歳。
被害者である絵瀬土武六の娘で、父親のコーヒーに毒を盛って殺害した容疑をかけられている。
表情の変化に乏しい無口な人物で、携帯しているスケッチブックに絵を描いて感情を表現する。
また、緊張すると爪を噛む癖がある。
幼い頃に誘拐されかけた経験があり、それ以来アトリエから殆ど出なくなってしまったが、大ファンである「或真敷一座」の記念館には行った事がある。
なお、彼女の裁判は裁判員制度のモデルケースとして行われる。
名前の由来は偽物を意味する「えせ(似非)」と、その対比である「まこと(真)」。
七年前、成歩堂龍一が弁護士バッジを剥奪されることになった裁判で、捏造が発覚した証拠品である「或真敷天斎の手記の最後の1ページ」を作った本当の人物。
法廷では父の土武六が証言台に立ち、自分がページを捏造したと証言した。
まことには見た物を正確に再現することが出来るという稀有な才能が有り、それを知った土武六は娘の才能を活かして絵画などの贋作を請け負うことで生計を立てていたのだが、ある時それに目を付けたある人物が証拠品の捏造を依頼した。
当時12歳だったまことは自分の「作品」が何に使われるのか全く分かっておらず、依頼された通りに手記のページを捏造した。
依頼人の思惑通り、成歩堂は捏造された手記のページを法廷に提出してしまった事で弁護士バッジを失うこととなった。
また、依頼人は最初から絵瀬親子の口封じを考えており、土武六には裏に毒を塗った切手を同封した文書を、緊張すると爪を噛む癖があるまことには毒を混ぜたマニキュアを送っている。
ひょんな偶然から依頼人の罠は発動しないまま七年の歳月が流れたが、七年後、土武六はその切手を封筒に貼る為に裏面を舐めたことで毒を口にして死亡し、まことは裁判中に緊張がピークに達したことで毒入りマニキュアを塗った爪を噛んでしまい、毒が体内に入って危篤状態に陥った。
なお、上述したようにまことの裁判は裁判員制度のモデルケース裁判であるため、裁判員(プレイヤー)の判断で彼女の運命が決まる。