概要
追加DLC第一弾『深い底の王の冠』に登場。
『聖壁の都サルヴァ』を訪れたプレイヤーの前に姿を現す巨大な竜。
サルヴァ深部の『眠り竜の褥(しとね)』にてプレイヤーと対決するボスである。
設定
サルヴァが築かれる以前から地の底で眠り続けていた竜であり、その身に毒を溜め込んでいた。
『深い底の王』はシンを都の守護竜とし、シンを奉る『竜の聖壁』を作ったり、シンを眠らせ続ける為に子守唄を歌う聖壁の巫女を配するなど、手厚く信仰していた。
だが、英雄ヨア率いる竜血騎士団がサルヴァへ侵攻してくる。
彼らは「竜の生血を浴びる事で生を超越した存在になれる」という教義を持っており、その妄想同然の教義を実現する為にシンの生き血を狙っていたのである。
ヨアはシンを護ろうとする『深い底の王』を殺害。眠っていたシンに槍を突き刺すが(この『ヨアの槍』は今だシンの身体に突き刺さっている)、目覚めたシンの身体からは溜め込まれていた大量の毒が放出されてしまう。
結果、サルヴァは毒に覆われた死都と化し、毒を間近で浴びたヨアも消息不明となった。
なお眠り竜の褥、シンが眠っているすぐ近くに『ヨアの指輪』を持った死体が転がっており、これがヨアの亡骸と思われる。(事情が事情だけにオンライン時にはその亡骸の周りに「ざまあみろ」「嫌な奴」といったメッセージも)
この惨劇を生き延びた竜血騎士団の残党は母国リンデルトに逃げ帰った後、サルヴァから略奪した叡智を利用して『古竜院』を結成。竜血騎士団の所業を隠蔽した。
その為、リンデルトには「かつて騎士団が人々を苦しめた毒竜を退治した」という、古竜院の手で作られた偽りの英雄伝説だけが伝わっている。
今もサルヴァの所々に正気を失った竜血騎士団が存在しており、その周囲には騎士団が略奪し空になった宝箱が放置されている。
ボスキャラとして
ボス部屋へ侵入した直後は眠っているが、近づくと目覚めて襲い掛かってくる。
その巨体から繰り出されるタックルなどの格闘攻撃は破壊力抜群なうえ、口から吐き出す火炎や火球には猛毒属性が付与されており、特に火球は着弾地点に猛毒の霧を発生させる為、炎と毒への対策が必要となる。地味に視界も悪くなる為不意のダメージを受けたり方向感覚を失くしやすい。
更に空中を飛行しながらの攻撃が多い為、近接武器では攻撃機会が限られてしまう。魔法や弓も狙ってる間にブレスや滑空ダイブに巻き込まれるが...(すぐに空中へ逃げるので某空の王者になぞらえて揶揄される事もある。特にHPが半分を切ると露骨に飛ぶ頻度が増える)
また、シンに攻撃すると武器の耐久値が異様に消耗していく特性があるため、事前に交換用の武器や修理の光粉を用意しておかないと戦闘続行が困難になりかねない。幸いにも後述のNPCを呼べば光粉や修理、武器の切り替え時間は余裕ができる。
尻尾は前作の竜同様破壊可能。しかし破壊した所でドラゴンウエポンどころか竜のウロコひとつ落とさず、尻尾をメインにした攻撃が無いため戦闘面の恩恵は少ない。それどころか比較的安全に狙える尻尾がゴッソリ落ちる為かえってシンを狙いにくくなる。
幸い、ボス部屋のすぐ前には篝火があり、付近には二人の白霊召喚サインが存在する。
ここで呼び出せるNPC『超越者エディラ』は好戦的なうえに異常な回復力と生存力を持つ優秀な白霊なので、召喚しておけばかなり有利に戦えるだろう。前述通り囮役として多大な貢献をしてくれる。
撃破することで『眠り竜シンのソウル』、『深い底の王の冠』を入手出来る。
前者は武器屋オルニフェクスに渡す事で『ヨアの槍』と物々交換する事が可能。多彩なモーションがウリの武器なのだが特大剣や大槌クラスの超重量、属性耐性ダウン、多段ヒットするが耐久度が低いと攻略面で難儀な性能かつ、対人でもカウンター威力の低さや強靭削りの弱さから厳しい評価。
しかし特化させれば多彩なモーションもあり非常に優秀な武器となっている。あまりに豊富なモーション故に対人では読まれたりパリィされにくいのも確かな利点。