矛砕ダイミョウザザミ
ほこくだきだいみょうざざみ
矛砕ダイミョウザザミとは、『モンスターハンタークロス』に登場する甲殻種:ダイミョウザザミの二つ名持ちモンスターである。
通常種を大きく上回る体躯、やや黒ずんだ色の甲殻と、不釣り合いに肥大した左鋏が特徴的な個体。
その左鋏には噂があり、攻撃した剣士が武器を砕かれたとも、攻撃したガンナーが逆に蜂の巣になったとも言われる。
「そんな大袈裟な」と一蹴して、対峙したハンターはその噂が紛れも無い真実であることをその身をもって知ることになるだろう。
簡単に言えば、常時ガードしている時と同じような肉質になっており、剣士は斬れ味ゲージが白の上位武器であっても余裕で弾かれる上、ガンナーも弾が弾き返されて逆にこちらがダメージを負うという有様。また、防御力だけでなく殺傷力も上がっており、鋏を使った攻撃は通常個体のものとは比較にならない程の威力を誇る。
更にガード体勢では全身の肉質が盾の肉質と同等になるので攻撃手段がかなり限定されてしまう。
考えなしに攻撃をしてもその悉くを無効化され、返しの反撃で打ちのめされ、ただただ首を垂れる他なくなるだろう。
難攻不落の守りを誇る矛砕であるが、脚部へのダメージなどにより転倒している間は鋏から蒸気が噴出し攻撃を弾く効果が一時的に失われるほか、ダメージを与え続けて部位破壊することでその守りを永続的に崩すことができる。
また、貫通弾は反射できないため、少し効率は悪いが反射を恐れずに攻め立てる手段もある。
攻撃面においても通常種から大きく変化しており、鋏による攻撃で土煙を上げることによってハンターを撹乱する他、大技として、背負ったモノブロスの頭骨の角に謎のエネルギーを纏わせ薙ぎ払ったあと、大きく飛び上がって押しつぶす攻撃を放つ。
XXでももちろん続投、攻撃パターンが追加された。
もちろん超特殊許可クエストも存在し、溶岩島で強力な個体を狩ることができるようになるが…
肉質の硬さのためかはたまた甲殻種自体が低体力に設定されているためか結構あっさり倒せる。
その上で報酬にお守りが設定されていたためか、「超カニ漁」と呼ばれる炭鉱夫たちの新たなる現場となった。同じく炭鉱として有名だったアトラル・カと比べるとこちらはハイリスクハイリターン、人気のある炭鉱だったが、稼ぎのいい別の職場が新たに発見されたことから現在の人気は下火。
武器は通常種のそれのカラーリングを、黒地に赤の配色にリペイントしたもの。
防具に関しては、男性版はアメフト選手、女性版はチアガール(しかもへそ出し)を髣髴とさせるデザイン。
スキルは、回避動作をすることで泡をまとい、回避能力をアップさせる「泡沫の舞」、状態異常中(「泡沫」で発動させた泡も対象に入る)に攻撃力がアップする「死中に活」、そして業物/反動軽減+2と精霊の加護を内包した二つ名スキル「矛砕の魂」が発動する。
防御力も同ランクの防具と比べるとかなり高く、作成さえできれば下位はこれ一式で乗り切れるほど。もちろん、上位以降も強化していけば末永く使って行ける。
MHXXでは「矛砕の魂」の上位スキルとして「真・矛砕の魂」が登場。こちらは「矛砕の魂」に体術+1を追加したものになっている。