知人のLINE物語の挿話に登場する主要人物を纏めた項目。
登場人物
Webコンサル会社
- 鈴木智仁
某大学OBだった天才SE。あらゆるファイヤーウォールを突破するハッキング力の持ち主。オンラインサロン『オタクガオ』を主宰。才能豊かな後輩には些細なアドバイスで助力し、時にはその知識や有能ぶりから依頼する事もあり、小学校のIT導入にも力を注ぎ、野で実力を発揮する侵入者をホワイトハッカーとして導く。
陰山教授や金沢美千子、草薙千歳、裕二、葵の父とは古い知り合い。学生時代に突然失踪した旧友英二の行方を追う。
亜久野グループに関する情報収集を続けているも、氷山の一角から切り崩す手段が見えていない。
- 田中千尋
- 諸星塁
たか子一家
- たか子
天然な主婦。夫直樹の後輩智仁にプロデュースされてYouTuberになった。
- 葵
- 直樹
- アオ
橘家
- 橘裕二
大学生。インターンシップ先のWebコンサル会社で千尋と智仁、その会社のWebCM制作の顔合わせでさつきと香奈枝と知り合う。ある事件で犯人が使用したアプリのインストーラにアルファベット「E」・「I」が一瞬表示されたことを智仁に伝えた。智仁経由で美香子のWebライター企画をアドバイスする。
- 橘一花
- 橘三花
モデル
- 愛村さつき
女子高生読者モデル。趣味は乏しく食べ歩き。現在は女優の仕事もしており、ドラマの撮影で葵と共演した。
- 及川香奈枝
草薙家
- 草薙千歳(くさなぎ ちとせ)
元労働基準監督官の老婆。「ふぉっふぉっふぉっ」が口癖。夫の虎之助らと埼玉県で暮らしており、普段は有名アプリゲームをして余生を送っていたが、孫娘の涼子がブラック企業に務める嫌味上司のイビりと超過勤務労働で倒れたのを契機に腐敗し腑抜けきっていた労基へ向けて怒声と活を入れながら一時復帰を果たす。嘗ては若くして『労基の鬼女』と謳われた生きた都市伝説的な存在で、どんなに汚い黒塗りダークマター級のブラック企業をホワイトに塗り替えるとされる実力の持ち主。多くの資格持ちで、BBAでありながら地道な聞き取り調査から事務員や清掃員に姿を変え、潜入捜査までもこなし、ブラック企業に蠢く不正の闇を暴く。時には夫のコネも借りつつ徹底的に追い詰める。美千子や智仁、四宮とも古い知り合いでもあり、時々彼女達から依頼され、また力を借りている。とある挿話では猫子や江戸川ミナミを間接的ながらブラック企業の魔手から救う。後身に全てを任せ老後を考えようと感じ始めているが、闇深い巨悪が蔓延る今はその時期ではないとも思っている。
- 草薙涼子(くさなぎ りょうこ)
- 草薙虎之助
これでも元官僚で、妻の能力でも介入できない悪徳政治家の権力を嘗ての人脈を用いて牽制する。美千代とも古い友人で、悪事に手を染めた政治家に対してコネを潰している。
四宮家
- 四宮マコト
心理学部の学生。陰キャでパーカーのフードを深く覆い被り友人アキに愚痴りながらも、卓越した頭脳と学んだ心理学を駆使し、大学内外で起こったトラブルを解決していく。化粧を施しドレスや流行の服を纏わせれば、たちまち美女へと変貌させられる容姿だが、自分の隠れた魅力に無頓着な処がある。
三花や周囲からは「大学の三大変女」のひとりと呼ばれ、後にアルバイト関連で邂逅する。幼い頃に朝比奈の実母からシロツメクサの栞を一緒に作った過去がある。
だが、暗躍する久々津と邂逅し、アメリカの闇組織がオーパーツを兵器として利用し、所有を巡り闇闘を繰り返す真実を語られ日頃の日常へ戻れぬ事実を突きつけられる羽目に陥る。
- 四宮昇
野澤家
- 野澤舞花
理学部の学生でマコト・実と並ぶ「大学の三大変女」のひとり。元文具会社勤務の母と異母弟の三人家族。父勇悟は行方知れず。父親譲りの頭脳は天才的、外見は美女だが中身が中性寄りで発言が奇抜。周囲からは「理学部の女帝」と呼ばれ、一部の発明やアプリは市井に出回っているが、本来の用途が異なり自身の力が悪用される事に心痛める。能力が高く、四宮に機械音声の解析も依頼された。
- 野澤大芽
- 野沢勇悟
田中家
- 田中太郎
ごく普通の地方食品メーカーに勤めるサラリーマン。インターン学生でそのまま就職。東京への栄転を契機に美香子の近所へと家族揃って引っ越した。しのぶとは自社DQN社員との商談に聞き耳を立てての縁で邂逅。妻の尽力を惜しまないのを取り付ける。
- 田中瑠知亜(たなか るちあ)
- 田中竜太郎
- 田中フミ子
金澤家
- 金澤美香子
結婚数年の契約派遣社員。後に専業主婦になるも、とある詐欺事件を契機に投稿アニメの脚本担当のWebライターに。初登場時は20代半ば。物書きであった母親を幼くして失くし、以後父子家庭で育った。現在は夫純平と暮らしていたが、一人娘の桃子を授かる。日々DQNママ友や友人に振り回されるも、義母に当たる美千代に救われている。桃子の担任になった一花とも知り合いに。初期の動画では気弱でDQNに理不尽なことを言われても、なかなか反論したりできなかったが、美千代の影響か、最近の動画ではDQNに対してある程度、毅然とした対応を取ることができるようになっている。瑠知亜や凉子とは美千代との関係で、千歳とは親友の危機に間接的に知り合う。マコトとアキとはレストランで知り合う。
- 金澤美千代
だが、超激務から風邪をこじらせ、その隙を突かれ他社に業務を妨害される危機に見舞われた。太郎の東京への引っ越しの資金、住宅探しは彼女が支出提供している。
とある敵対会社の契約事案で久々津と邂逅。催眠術に掛けられるも、後述のマリエが乱入してきたタイミングで、その強い精神力をもってはね除けた。アキ曰く「鬼神」だが、マコトは娘や孫に優しい事を見抜いている。以降は防犯ブザーを携帯。
嘗ては奄美大島に居る幼馴染金城まゆみと『コブラツイン』なる二つ名を馳せていた。
- 金澤純平
別会社に勤務していたものの、DQN社長息子の数々の嫌がらせの標的にされた為に依願退職。母が立ち上げた会社『純コーポレーション』へ一平社員として転職(社長に成るべくして成立させた研修名目の従業員たったひとりの会社)した。前職での評判はそいつを除き好評価。後に自身が考案したお掃除グッズをヒットさせる。
- 金澤桃子
高木家
- 高木紘汰
某会社員。常日頃より筋肉を鍛え、スポーツジムに通う30代後半のマッチョマン。鍛えすぎて服の袖を何枚も駄目にする。高校時代は坊主頭で、手先の器用さによりその頃から指編みマフラーを編み、プロ並みのスイーツからワンピースまで作れる女子力高めな主夫でもあり、男女関係無く色々な職種から頼まれごとを相談され、飲食関係では試作品を幾つか考案する。何故か周囲には筋肉を鍛える同士が数多くおり、強いネットワークを持ち。マッチョポーズには並々ならぬ拘りも持っており、構えると周囲のマッチョマンも連鎖的にやってしまう。素人の暴力行為を受けても、鍛え上げた筋肉によりビクともしない。彼と関わった虚弱な人物は男女例外なく誘いを受けて前向きなマッチョになっていく。『ダメ夫 更正料理教室』を主催し、ギャル嫁・優夫妻と知り合う。
- 高木涼子
- 高木芽衣
犬飼家
- 犬飼猫子(いぬかい ねこね)
大企業に就職して失踪したある兄羊を探す目的で派遣社員を続ける女性。あらゆるトラブルを回避する能力を持つ。例え正社員に誘われ様としても信念を貫く。某ブラック企業に回避不可の過酷な就労を強要させられていたが、偶然潜入捜査していた千歳と邂逅して救われ、その優秀な能力から労基にも勧誘された。後に亜久野グループが経営する亜久野スタッフに派遣登録。別の挿話では同じ派遣社員である江戸川ミナミに千歳の存在を教える。
- 犬飼羊(いぬかい よう)
大学
- 蔭山勝
マコトが通う大学の教授。元警視庁捜査一課の刑事で、その伝で相談される場合が多い。助教授など弟子を採らないのは嘗て利用された過去によるもの。マコトを掌で踊らしながら無理難題な課題を与えるも、時には助力する。
智仁とも交遊関係にあるも、影では何者かによって常に監視されているのを感じとっている。
英一が表舞台へ立った為に此方も本腰を入れようと智仁と連絡を取り合い、誤認逮捕の件で亜久野の内通者を搾る。
- アキ(稲瀬秋雄)
- 荻原実
スカッと小学校
- 猪狩源五郎(いがり げんごろう)
一花が教員を務めるスカッと小学校の校長。元々『千尋のラボ(現千尋のスカッと)』の挿話巻末で初登場している。前校長が金持ち生徒の評価値への贈収賄に関わった理由から解雇・逮捕され、その後釜として赴任してきた。教育委員会とも強力なコネを持つ。「全ては未来ある子供たちの為」を表簿。容姿は当然この人そのもの。いつも一花や他の教師から「イカリ」と呼び間違えられて訂正するも聞き流される。陽菜と葵のカリスマ性と行動力の活躍を聞き、「末恐ろしい」と評価する。
- 諸星陽菜
亜久野家
- 亜久野権蔵
英二と英一の父で亜久野財閥の当主。政財界にも警察にも顔が利く大物。闇の犯罪組織や久々津と関係を持つ。
人一人の存在を簡単に消すほどの力を持つ。回想でのみ登場だったが、『マコト』の挿話で表舞台へ。考古学に興味をもち、特に珍しいオーパーツに関心があり、2人の母の持つ『知神』の力と『知神の書』で牛耳ろうとする野心家。
一連のストーリーの「黒幕」と思しき存在。
- 亜久野英一
解離性同一性障害を患う二重人格者で、そちらの人格が表出すると髪が白くなり、人が変わったように凶暴・狡猾になる。
他人に言葉で命令した行動を強制する『知神』』と呼称する特殊な力があり、この力の半分が英二にあると語る。
権蔵を倒し、意志を奪われている『知神の巫女』たる母を取り戻す理由から英二に協力を求め、全ての連絡を絶った。
英二が消息を絶つ直前、彼に成りすまして大学で暴れており(被害者の学生は亜久野の介入で存在を抹消されている)、この件で「白髪の英二」として知人に認識された。
その後「千尋と智仁の事件簿」にて、直樹が海外出張時にその姿を目撃、後に日本へ帰国し、アプリ開発に強い亜久野ITソリューションズの社長へ就任。此処でもライバルを非情な手段で蹴落とした事を語っている。
この過程で犯罪組織の末端である久々津と接触。時折自宅で言葉が交わされる。
- 知神の巫女
亜久野派
- 久々津操
犯罪組織に所属する犯罪コーディネーター。この名前も偽名に過ぎない。主に催眠術を用いて暗躍しており、警視庁でも高明で捜査第一対象とされる。権蔵とは古くからの知り合いではあるが、監視者でもある。一端国外へ逃亡したが、人知れず帰国。英一と少なからず接触。金澤グループや蔭山の大学への介入、観察する為に刺客を次々と送り込む。目的のひとつが、オーパーツの奪取と回収で、数々の闇組織と闇闘を繰り返す真実を凡人と異なるマコトに語った。彼女にして『出会った事の無い、思い出してもゾッとする冷たい目』を持つ。自身も記憶改竄のオーパーツを所有するが、英一の能力とは相性が最悪らしい。
そんな彼も、妹を含む一家を殺された過去がある。
- 月見里静(やまなし せい)
- 惟月楽(いつき らく)
英一派
- 英二
智仁の友人で蔭山教授の教え子。養護施設で育てられており出生などは謎。
某大学に通う天才的な頭脳の持ち主で、ある女子高生の悩みを解決したのが原因で人生相談が持ち込まれるようになった。
自身の出生の秘密を追っていたが、双子の兄である英一の存在にたどり着くと共に、権蔵を倒す助力を半ば強制され、消息を絶つも、兄の居る高層タワーで潜伏していた。
最近になって遠感能力に目覚め、軟禁状態の母からとある人物を探す様に伝えられる。
- 朝比奈杏子
実は養護施設の育ちで、母が父に殺害されたことで親を失った過去がある(当時の実家はマコトの家の近所)。
施設からは里親に引き取られているが、継父の方が「けがれた血を引く人間を滅して得を得る」というカルト宗教にのめり込んだことで虐待を受けており、継母が継父と教団員を殺害、その後心神喪失に陥った末自殺。この件で人間そのものに憎悪を向けるようになった。
継母が入院していた時期にその病院で父親の見舞いに来ていた青山に思慕を寄せており、交際相手であるマコトに敵意を抱いている(マコトの母桜子へのストーカー事件にも裏でかかわっていた)。何者かの支援を受けている。
啓発セミナー失踪事件で再びマコトと邂逅し、彼女の内には実母や継母の憎悪が今もくすぶり続けているのを感じとる。
再び姿を消すが、亜久野ITソリューションズ社長へ就任した英一の側におり、何らかの関係を匂わす。
その他
- 桑賀谷歌舞斗(くわがたに かぶと)
涼子の大学生時代の同級生。涼子とは会話する程度であったが、ブラック企業へ就職した為、社長の嫌味とモラハラ・パワハラに加え、超過重労働を従業員共々強いられていたが、彼女に愚痴のLINEをしたのが切っ掛けで労基の正規強制介入が行われて解放される。
だが、不幸が二度、三度続くも、その度に涼子と千歳に助けられた(但し、三度目は千歳の采配ミスで就職先の企業内に就労者横流し斡旋を働く外道が巣くっていた為)。幾度も狙われたのはブラック企業に就職した者をリストアップされた裏帳簿に記載されていた人物のひとりであった事が判明。これ等の経験からブラック勤務社員専用の駆け込み相談ブログを開設。千歳に様々な情報を譲渡した。
アプリのゲーマーであり、無課金に課金要素を加え若者を食い潰し、製作プログラマーに無給を酷使させた悪徳ゲーム会社の被害にも遭う。
後に彼を主役にした番外編も二度投稿されている。
- 青山直樹
- 広斗
- 射手園光輝
- マリエ
- サトシ
元々『千尋のラボ(現千尋のスカッと)』の挿話巻末で初登場。陽菜と桃子、竜太郎ら子供たちの遊び相手にもなっている。彼が何処かしらで登場すれば視聴者すら安心する存在。
- 影野しのぶ
彼女の一族は特有の能力者家系で、現在はその力は薄れているが、今でも協力の打診する者たちも多い。
- 比瑠野夜子(ひるの よるこ)
実は現在馬瑠を雇う平の娘。
- 鈴木敏郎
- 黒木瑠香
- 番場馬瑠(ばんば ばる)
- 雲摩蓮子(くもまれんこ)
- 平和一(たいら かずいち)