空中都市008
くうちゅうとしぜろぜろえいと
♪008(エイト) 008(エイト) 008~
空中都市は 皆の~街さ~
小松左京のSF児童小説『空中都市008アオゾラ市のものがたり』を原作としており、ひょっこりひょうたん島の後番組として放送された。
科学技術の発達した時代(21世紀)にある空中都市『008』を舞台に、大原家の日常を描いていく。
しかし、ひょうたん島とは違って子供には難解だった為、僅か一年で終了してしまった。
また、当時はビデオテープがとても高価だった事もあり、撮影後は消去されて他の番組で使用された為、本編は一切現存していない。
しかし、正月特番で製作された『北極圏SOS』のみが辛うじて現存、DVD化もされている他、全国のNHKのアーカイブ室で視聴が可能となっている。
大原家
- 大原星夫
主人公。
スカイ小学校の五年生で、工作クラブに所属している。
妹の月子とはしょっちゅう喧嘩もするが、根は妹思いで、月子が家出した時は誰よりも彼女の事を心配しており、『北極圏SOS』では寒い中、恐怖で震える彼女を励ましていた。
- 大原月子
星夫の妹。
スカイ幼稚園の年長組に所属しており、お遊戯とおままごとが得意。
おしゃまな性格で勝ち気な所もあり、星夫とはしょっちゅう喧嘩もするが、根は兄思い。
ニックネームは『チコ』。
- 大原雄介
星夫と月子の父親。
大原家の大黒柱。
『008』の全てをコントロールする『電子脳センター』の技術主任。
仕事が多忙で中々家族サービスが出来ないのが悩み。
- 大原冴子
星夫と月子の母親。
躾には厳しいが、基本的には子供思い。
『北極圏SOS』では北極へ見学に行った星夫と月子を心配した程。
全自動調理器がなくても美味しい料理が作れる。
- アラームロボット
星夫と月子の部屋に設置されている時計型ロボット。
右目が日付、左目が曜日になっている。
「子供は寝る時間~」
ワイズマン家
- ワイズマン
大原家の隣に住んでいるアメリカ出身の貿易商。
ギターが得意で常に新しい商売の展開を考えている。
- ジュリー・ワイズマン
ワイズマンの一人娘で、スカイ中学校の二年生。
歌が得意で、星夫や月子とは大の仲良し。
原作ではジニーという名前で、星夫とはほぼ同い年。
- 『空中都市008アオゾラ市のものがたり』
講談社版:1969年刊行。
角川書店版:1980年刊行。
和田誠が挿絵を担当している。
また、インド出身の科学者と彼が開発した女性型のお手伝いロボット、月の子供達等といったキャラクターが登場している。