概要
1979年から1982年まで放送。全656回。
ミュージカル形式のロマンティックな冒険ストーリーである。
NHK連続人形劇の中では唯一、女の子が単独で主人公の作品。
その人気の高さから何度か再放送が行われてきたものの、当時ビデオテープが高価だったため、序盤から中盤の話のマスターテープはほとんど残っておらず、再放送する度にこの問題に泣かされてきた。このため『番組発掘プロジェクト』で録画されたビデオの寄付を募っており、2017年7月5日から『番組発掘プロジェクト』で発掘された映像(及び過去の再放送で使用した寄贈テープと放送用VTR)を用い、毎週水曜日23:00 - 23:30枠にて、1回2話連続放送の形で再放送中。
しかし、本編で映像がNHKに無い回が3話、完全な形で残っていないのが5話ある。また、総集編は1980年9月(5/5)、1981年正月(4/5、残り1回は月曜分)が残っていない。
ストーリー
主人公の少女・プリンプリンは、赤ちゃんの頃に何らかの事情で箱舟で海に流され
流れ着いた国の漁師に拾われて育てられた。箱舟の中にティアラが入っていたことから
「彼女はどこかの国のプリンセスだったに違いない」と推測されている。
15歳になったプリンプリンとその仲間たちは、彼女の故郷を探す旅に出るのであった。
主題歌
- OP
プリンプリン物語
- ED
ハッピーアドベンチャー
※共にプリンプリンの声を担当した石川ひとみが歌っている。
登場キャラ
- プリンプリン (CV石川ひとみ)
主人公。
本当の祖国を見つけ出す為、ボンボン達と旅をする。
性根は優しいが正義感が強く、卑劣な相手には退かない少女。
- ボンボン (CV神谷明)
プリンプリンの事が何より好きで、ギターを弾くのが趣味。
腕力自慢でけんかっ早い。
- カセイジン (CV堀絢子)
哲学少年。知識量と予知能力で一行を支える。火星人ではない、断じて。
「予感です、予感がします。」
- オサゲ (CVはせさん治)
男の娘。運動神経が良く俊足、よくボンボンと張り合う。
- モンキー (CV斎藤隆)
漂着当時からプリンプリンと一緒の猿。
超能力があり、様々な乗り物をなぜか操作できる。
- ランカー (CV滝口順平)
死の商人。
プリンプリンをお嫁さんにしたがっている。
「年を考えろ、年を」と、突っ込みたくなるキャラである。
- ヘドロ (CV眞理ヨシコ)
ランカーの秘書で彼に惚れている姉御肌の女性。
- ヘンナキブン (CV神谷明)
ランカーの部下でコードネームはゼロゼロセブン。ケチな男を自称する意外と癒し系。
- チンタム (CVキートン山田)
ランカーの部下で、留守番役の中華風の男。
- 花のアナウンサー (CVつボイノリオ)
アルトコ市中央テレビ局のアナウンサーで本編の狂言回し。
「ザーンカザンザンザ~ン!」「ブルルルルルルル」などが口癖。
- 軍曹 (CV緒方賢一)
元・ルチ将軍の部下でプリンプリン達と旅をする。
ランカーの部下2人組だがプリンプリンを尊敬している。
- ワット博士 (CV鷲尾真知子)
動物学者で夢は黄金バットを捕まえて名声を得ること。
- マイホーム (CV八木光生)
探偵でワット博士の夫。
- トントン (CV富山敬)
タンガラトントンの王子で、実はロボット。
- ルチ将軍 (CV神谷明)
色々ぶっ飛んでいる将軍様。世界で一番優れた民族、アクタ共和国の支配者。
恐らく本作で一番、知名度が高いゲストキャラ。
決め台詞の「私の名前はルチ将軍、知能指数は1300!」は、伊達じゃない。
- ドンガバチョ (CV藤村有弘)
ひょっこりひょうたん島に登場するキャラクター。本編ではゲストとして登場。
ガバチョ以外のキャラクターは島から出て行ったという設定になっている。