概要
香港の日刊新聞『明報』にて、1967年から1969年まで連載された武侠小説。日本語翻訳版は徳間書店から刊行されている。
1990年から1995年まで公開された香港映画『スウォーズマン(Swordsman)』三作は『秘曲 笑傲江湖』を原作としており、これとは別に幾度かに渡ってTVドラマ化もされている。
「秘曲 笑傲江湖」は物語の中で作られた簫と琴の合奏曲で、「江湖のしがらみを笑い飛ばす」という意味。
「江湖」という言葉には異なる複数の意味があり、武侠物語の分野においては「結束した武人たちが属し、独特の価値観や気風を持つ架空の世界」を指す。似た意味の言葉として「武林」も参照。
備考
『機動武闘伝Gガンダム』に登場するデビルガンダム四天王の一機・ウォルターガンダムの綽名として使われているが、こちらは「笑倣江湖(しょうほうこうこ)」。
元ネタの方の「傲」は「傲慢」の「傲(ゴウ)」、「傲(おご)る」という字であり、ウォルターガンダムの「倣」は「模倣」の「倣(ホウ)」、「倣(なら)う」という字。
他にも、『機動武闘伝Gガンダム』はキャラクター名などの固有名詞のいくつかが『秘曲 笑傲江湖』やその関連作品からとられている。