郭靖
かくせい
『射鵰英雄伝』では主役。郭嘯天と李萍の子。金(女真族の征服王朝)の軍に父を殺され、モンゴルのチンギス・ハーンの庇護下で育つ。モンゴルでの幼年期はモンゴル相撲をやったり全真教の丘処機との約束から中原から訪れた江南七怪から武術を教わっている。また、そうとは知らずとはいえ全真教の内功を身に着けている。
成長して中原に出てからは父同士が義兄弟だった楊康と色々ありながら義兄弟となったり、後に妻となる黄蓉と恋仲になる。やがて楊康やチンギス・ハーンとの敵対をしながらも、武術家としても軍指揮官としても活躍をすることとなる。
概要通りに主人公らしく成長を重ね強さを発揮しているが、『射鵰英雄伝』では義侠心に厚い好人物だが敵はおろか味方・親族ですら「愚鈍」「間抜け」と評するなど非常に間の抜けた面が強調されており、幼少期はあまりにもの物覚えの悪さに師匠役だった江南七怪を絶望の淵に叩き落すレベルだった。のちに妻となる黄蓉が郭靖のブレーン役を勤めていた。郭靖には自身を庇護したチンギス・ハーンが用意した許嫁のコジン姫や郭靖の親である郭嘯天とその義兄弟であった楊鉄心の親同士で決めた婚約者の穆念慈(楊鉄心の義理の娘)などがいたが、最終的には黄蓉と結婚している(連載版のみ郭靖を片思いする女性・秦南琴がいた)。それでもあらゆる武術のみならず軍指揮官としての成長もあり、槍や弓などの達人でもある。『射鵰英雄伝』では発展途上であったが、続編『神鵰剣俠』では大侠と呼ばれるほどの存在となっていた。それでも、子育ての面では長女郭芙の子育てに失敗していたり、複雑な関係だった楊過を助けることができなかった。遅く生まれた郭襄と郭破虜の子育てはきちんとしていたが。
義兄弟の間柄だった楊康とは楊康自身の複雑な生い立ちなど色々あって敵対関係となったり、かつては自身を庇護し婚約者としてコジン姫を用意までしてくれたチンギス・ハーンとも最終的には敵対関係になっている。
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