概要
元々は筵(むしろ)と呼ばれるワラ等を編んで作った敷物で人や物を巻くこと。
転じて、筵で巻いた上から縄で縛って川や海に放り込むという死刑の方法を指す言葉となった。
(もっとも、制度的な刑罰ではなく、制裁も兼ねた私刑であり、意外と生き残る事も多かったらしい。)
現在では修学旅行等でたまによくやるクラスメイトを布団に巻き込む悪ふざけ(いわゆる「布団蒸し」)も状態が同じことから「簀巻き(あるいは「スマキ」)」と呼ばれるようになり、最近では筵や布団に限らず広意義に「何かに首から下全身を巻かれて動けない状態」を指すようにもなっている。この状態で隙間から手足を出して普通に日常生活を送るキャラクターも存在する。
けれどやはり前述の悪ふざけの例が有名過ぎるのか「布団でぐるぐる巻きになっている(+ほどけない様にロープ等で縛ってある)様子」を指すのが一般的で、一部には芋虫の様なこの姿が萌えるという人も少なからずいる。
ただし、あまり厚手のもので包まれて、体温が外に逃げずに籠ってしまう状態になると、自分の熱で蒸し殺されるという事態にもなりかねないので注意である。
ちなみに全くの余談だが、巻き寿司の作り方や魚を獲る網漁の一種にも同じく「簀巻き」と名前がついているものがある。
余談
毎年節分の日に合わせ簀巻きイラストが投下されることもあるという。
関連タグ
てるてる彼方:簀巻き姿がデフォルトの本編派生公式キャラクター。本編キャラの近江彼方が布団好きな点を誇張して生み出された。
藤和エリオ:布団に簀巻きになり足だけ出して暮らしているだけならまだいいが、夜になるとその姿のまま街を徘徊する困った習性がある。