概要
結城翠とは、今野敏作の『ST警視庁科学特捜班』シリーズ並びに本作を原作とした映像化作品の登場人物である。
単発ドラマ「ST 警視庁科学特捜班」
連続ドラマ「ST 赤と白の捜査ファイル」
及び劇場版「映画 ST 赤と白の捜査ファイル」に登場。
ドラマ・映画共に演じたのは芦名星。
プロフィール
性別 | 女性 |
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特技 | 嘘を見抜く(聴き分ける)こと |
好きなもの | 開放的な場所、状況 |
嫌いなもの | 閉所、窮屈さを感じる場所、束縛 |
人物
物理のエキスパートであり、STの物理担当。
人並外れた聴力を持ち、歩く嘘発見器の異名を持つ。
その聴力は、部屋の外の会話や数十メートル離れた先の会話を聞く、靴音で人物を特定する、心音を聞き取る、楽器の音色の微妙な違いさえ聞き分けるなど、正に超人的。
聴力を活かした声紋分析は勿論、コンピューターを使った情報分析にも秀でており、映画では他署員に分析のレクチャーをしているシーンも見られる。
また、物理のエキスパートらしくドラマ第3話では謎だった出火原因をミニチュア模型で再現するなど、超人的な聴力以外の活躍も多々見せている。
常に露出度の高い服装を身に纏うが、彼女の服装は極度の閉所恐怖症からくるもので常に開放的でいたいという意思表示。
7話で松戸理事官から指摘されていた通り飛行機などでの長距離移動も苦手。
車での移動は必ず窓を全開にし、窓もドアも閉められた状態では5分と車内にいられず、例え暴力団に囲まれていて周囲に止められても外に飛び出すほど。
閉め切った部屋などは言うまでもないが、閉所を連想させる「密室」のような言葉にさえ鳥肌を立て、奇声を上げてじたばたする。
人間関係についても窮屈な関係を嫌うため、とにかく束縛されることを嫌う。
男性との交際で束縛を感じて女性に走ったが、男性以上に束縛するとしてどちらにしても上手くいかないらしい。
それが原因なのか性交渉も全く行っていないそうで、単発ドラマでの初登場時には「私は処女よ」と発言して周囲を驚かせている。
服装のみならず整った顔立ちも人目を惹くポイントであり、ミステリアスな雰囲気と色気を漂わせる美女。
同じくSTの青山翔を構ったりフォローすることも多くお姉さん然としたところもあるが、4話では自分に見向きもしない容疑者(とそれに口を挟んだ赤城)に腹を立てたり、別の容疑者が反応すると勝ち誇ったりと、子どもっぽいところも散見する。
前述の松戸紫織理事官(ドラマ版オリジナルキャラクター)とは過去に因縁があり、連続ドラマの第1話から意味深長なやり取りを度々繰り広げたのち7話で詳らかに語られることとなった。
これらの絡みや同7話のシンメトリーケーキバイキングシーンは、百合を嗜む一部視聴者を大いに喜ばた。
原作では青山翔が男性なのでSTの紅一点。
物理担当と閉所恐怖症は同じ。
また、超人的な聴覚の他、絶対音感の持ち主でもある。
潜水艦のソナー員になりたかったが、潜水艦の乗組員は女性には狭き門である上に閉所恐怖症という潜水艦乗りには致命的な問題を抱えていたため断念した。
あまりにセクシーで切ないくらいに肉感的かつ見事なプロポーションの女性であり、その豊満な身体を大胆なほどに晒しすぎる服装に周囲が困惑することも多い。
ドラマ7話の翠さん回にあたる『緑の捜査ファイル』では、クラシックの話題で意気投合するSTの青山と捜査一課の菊川が盛り上がるのと並行して、その能力故に苦悩する翠についても描かれている。
ドラマでも姉妹のような親しさを見せる青山翔とは、原作でもやる気のない青山を迎えに行ったり現場まで引っ張ったりと姉弟のような仲のよさも垣間見える。
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