曖昧さ回避
- 言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist)の略称
- Scratch Team scratch(プログラミング言語)の運営チームの略称
概要
警視庁科学捜査研究所内に創設された科学特捜班通称ST(Scientific Taskforce)の活躍を描いたシリーズに登場する。科学捜査研究所は実在するが科学特捜班は実在しない。
STのメンバーは警部1名、技術吏員5名。これに警視庁捜査一課の刑事が1名加わった総勢7名が主な登場人物となる。
2013年4月10日に単発ドラマ化、翌年7月16日には「ST赤と白の捜査ファイル」というタイトルで連続ドラマ化を果たした。いずれも日本テレビ系列局全27+2局で放送されている。
なお、ドラマと原作では登場人物の容姿や設定が大きく異なる。
登場人物
百合根友久
STの係長で階級は警部。部下たちにはキャップと呼ばれている。30歳。
キャリア組かつ父親のコネでコンサートのプラチナチケットが手に入ったり、相手を訪問する時はアポを入れ、外食時には予約を入れるとかなり育ちがよさそうな匂いをさせている。
身長はそれほど高くなく、いかにも真面目そうな見た目をしている。何かもめごとなどが起こるとすぐにおろおろする気の弱さがある一方で、時折きつい一言を放ったりSTのメンバー以上に淡白なことを考えたりしている。
ドラマ版の配役は岡田将生。完璧主義者のメモ魔という設定が追加されていた。ちなみに岡田将生の身長は180cm。でかいキャップだ。
赤城左門
法医学担当。彫りの深い顔に無精髭を浮かべ、髪は適度に乱れているがそれが常に怠惰的な雰囲気とセクシーな男の色気を醸し出している。事あるごとに一匹狼を自称しているが今日ではそれもほとんどスルーされている。天性のリーダーシップを持ち合わせている為彼の周りにはすぐに人が集まってくるのが原因と思われる。
赤城ちゃんという黒歴史に近いニックネーム持ち。
「俺は医者だ」といえばなんでもことが進むと思っている節がある。間違っちゃいないが何かおかしい。
元対人恐怖症、現女性恐怖症。
ドラマ版の配役は藤原竜也。対人恐怖症をこじらせ立派な引きこもりに進化を遂げる。作中に登場した個性的な人形「ガッキー君」への偏愛を視聴者に見せつけた。
青山翔
筆跡鑑定担当。小柄かつ細身で絹糸のような髪は風もないのにふわふわとしており瞳は大きく睫毛も長く色白と、一言で言えばこの世の者とは思えない程のスーパー美青年。29歳。
作品内で最も推理を披露することが多い。常に自由奔放なふるまいをし、百合根をハラハラさせることもしょっちゅう。大のクラシック音楽好き。
机の上が凄惨なまでに汚く、隣の机にまで物が溢れて侵略してしまっているため誰も彼の隣には座りたがらない。そのため、彼の隣は空席である。
口癖は「ねえ、僕もう帰っていい?」と「わあお」。
極度の潔癖症から来る秩序恐怖症。
ドラマ版の配役は志田未来。まさかの性転換を遂げ、三次元で実現されることがそうそう無い「中性的な見た目をした僕っ子」となって原作ファンを驚かせた。
山吹才蔵
第二化学(薬物・毒物)担当。実家が曹洞宗の寺であるため本人も僧籍を持っており、しばしば現場で経を上げる。常に穏やかで飄々としており何が起きても動じたり騒いだりしない。百合根の唯一の話し相手。よく現場入りに遅刻してくる。
ST内でも常識人に近く百合根の観察描写からよく除外されている安定の空気。普段あんなに百合根の話し相手になってあげているのにこの扱いである。そろそろ怒ってもいいのではないだろうか。
洋食が苦手。元不安神経症。現在は修行によって克服済み。坊主って凄い。
ドラマ版の配役は三宅弘城。ノーベル賞を狙える程の天才だが不眠症というオリキャラに近い存在に。
結城翠
物理担当。背中まであるロングヘア、色っぽく濡れている黒目がちの瞳と小さく潤った唇、見事に発達した胸に引き締まった腰、むっちりと伸びた長い脚を持つ絶世のグラマー美女。ミニスカートやキャミソール、ミニドレスなど常に露出の多い挑発的な服装を好み、多くの男たちの視線を釘付けにしている。
かなり離れた距離の会話は勿論、相手の心臓の鼓動や他人の電話の相手の声までもが聞こえる程に聴力が発達しており後述の黒崎と二人で「人間ポリグラフ」と呼ばれる嘘発見器としての役割を果たしている。別名「人間盗聴器」。
極度の閉所恐怖症で、飛行機が大嫌い。
ドラマ版の配役は芦名星。ゴールデン枠にもかかわらず、かの名言「あたしは処女よ」を見事に言い放ち「女に走った時期もある」という驚愕のカミングアウトもかました爆弾発言女っぷりであった。
黒崎勇治
第一化学(化学物質)担当。長い髪を一つに束ねたサムソンスタイルの巨漢。武道の修行が趣味で、休みがあれば武道に明け暮れておりいくつかの武術の免許皆伝を持つ。
また、鼻が著しく発達している。人間の発汗に伴うアドレナリンの分泌や空気中のわずかな化学物質をかぎ分けることが出来ることから「人間ガスクロマトグラフィー」と呼ばれている。
登場こそすれど全く喋らない巻が存在する程の無口。読者にとっては彼が真の空気なのではないかと心配してしまうほど無口。何のためにそこにいるのかわからないくらいに無口。
主な意思の疎通手段は首をかしげる、頷く、かぶりを振る、肩をすくめるなどのボディランゲージと耳打ち(主に赤城にすることが多い)。何という皇帝気取りであろうか。
先端恐怖症。
ドラマ版の配役は窪田正孝。「先端恐怖症の本人が一番尖っている」と視聴者に指摘される程に素晴らしいまでの乱闘と顔芸を披露してくれた。
菊川吾郎
警視庁捜査一課の刑事。階級は警部補。妻はいるが子供はいない。45歳。
かつてはSTのことをよく思っていなかったが、一緒に捜査をしていくにつれて彼らのことを認めよるようになった。青山とはクラシック音楽について語り合う仲。
百合根のことを「警部殿」と呼んでいる。最初は皮肉の意味を込めて百合根をこう呼んでいたが、現在では愛称のようなものとなっている。
ドラマ版の配役は田中哲司。キャップよりも大きい182cmの長身で菊川の叩き上げ刑事らしいツンデレっぷりを見事に演じきった。
関連タグ
ST100users入り ST500users入り ST1000users入り
関連イラスト
原作
ドラマ