1978年から1987年にかけて、白泉社の月刊少女漫画雑誌『LaLa』で不定期連載されていた漫画。
主人公は「須和野チビ猫」と名づけられた猫で
その猫の目を通して、飼い主家族(人間)や周囲に住む猫達の様子が描かれる。
またこのチビ猫は、現在よくあるいわゆる「猫耳」キャラクターの元祖とされる。
この作品の最大の特徴は、猫が人とほぼ同じ姿(人の姿に猫の耳としっぽがついている)で描かれていることである。
ただし、作中では(擬人化されて描かれていようと)猫は猫として扱われている。
また、続編にあたるシリーズ『ちびねこ』が、1994年から2006年にかけて小学館刊の『おひさま』で断続的に掲載されていた。
主なキャラクター
CVはいずれも、1984年公開の劇場アニメでの担当者。
須和野チビ猫
CV:冨永みーな
捨てられていたところを時夫に拾われる。
フワフワした髪にエプロンドレスを着た少女として描かれる。
須和野時夫
CV:島田敏
チビ猫に出会うまでは、受験生活での疲れと失意から精神を病んでいたが、彼女との触れ合いを通して少しずつ正常な心を取り戻していく。
父親の飛夫(CV:羽佐間道夫)は小説家で、常に自宅の書斎に閉じこもっている。一方、母親の二三子(CV:上田みゆき)は長らくネコを怖がっていたが、チビ猫の出会いを通してネコに対する恐怖心を克服した。
ラフィエル
CV:野沢那智
猫達の長
ふさふさした長い髪にローブのようなものを纏った者として描かれる。