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概要

CV:米澤円(サンデーCM劇場およびドラマCD)

上星高校2年A組→3年A組(第47話~)。6月20日生まれ。A型。160cm / 48kg

本作のヒロイン。物語の語り部を担うことが多い。

転勤続きの家庭で育ったごく善良な女子。幼い頃から何度も友達と引き離され、人間関係に対して消極的になっていった。上星市では長期滞在になるようで、友達との楽しい学校生活を夢見ながらもちょっと及び腰。

登校初日に困っていたところを湯神に助けられ、教室で席が隣になった彼の理解不能な言動に戸惑いながらも、何かと関わり合いになることが多い。転入して最初に知り合った相手が悪かったのか、ちょくちょく厄介事に巻き込まれることになり湯神とは奇妙な縁で繋がっている。

転校生の性なのか適当に場に合わせるのが得意で、空気も読めるタイプ。だが、ぼんやりしており意思表示も強くないので、気が付くと雑務を押し付けられたりしており、要領はあまり良くない。

ややヘタレな反面、温厚でお人好しで行動力もあり、優しく親切心も持ち合わせているものの、クラスの人間関係にいまひとつ踏み込めず、湯神からは「成長していない」と評されている。ある一件で、別のクラスでちょっと浮いている莉緒と仲良くなり、彼女に誘われて近所のスーパーでレジ打ちを始め、一緒に行動することも増えている。湯神とのやりとりから、友人関係に悩む現状を打破すべく、自分に自信を付けようと各種資格の取得に励むようになった。

趣味は羊毛フェルト一人カラオケ。手芸の心得があるようで、結構手先は器用。文化祭を機に手芸部に入ることになったのだが……。

ストレス耐性が高いのか、湯神との会話がそこそこ続くせいで同類と思われ、転入してしばらくはクラスメートから敬遠されていた。落語好きの父の影響で多少は話も通じるため、湯神には妙な親しみを持たれている節がある。屁理屈スルーにも慣れてきており、彼との会話でしばしば自虐的な気分にさらされる反面、時には反論して黙らせることも。

湯神には助けられることもあって、周囲に総じてこき下ろされる彼の人となりをあるていど好意的に解釈できる、作中でも稀な人物。湯神のあしらいにこなれる一方で、その批判的な思考パターンに影響される自分に危機感を抱いている。

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