「もうやだ…。変だよこんなの…」
「永遠の若さ…永遠の若さ…永遠の若さ…」
概要
CV:小代恵子
グラビアアイドル出身のTVレポーター。少女時代から芸能界での大成を夢見る野心家で、見事夢を叶えたものの、現在ではすっかり人気が下り坂に差し掛かってしまっている。一時は、ドラマ「ハートはドキ土器」に出演するほどの人気があった(しかし処女作から出演経歴の殆どが珍妙なタイトルの作品ばかりである)。本名は田中奈保子。特技はモンゴル料理とケーナ演奏。因みに後者は演者の愛称『け〜な』に由来するプロフである。
心霊番組のレポーターとして羽生蛇村の取材に訪れ異変に巻き込まれる。TVクルーともはぐれ、一人見知らぬ土地を彷徨う羽目になるが、余裕の無い現状故か苛立ちと怒りが恐怖に勝り、単独でも果敢に道を切り拓いていく。
作中ではボヤいたり悪態をついたりする事の多い彼女だが、これが素の性格なのだとすると、美浜の人気が出なくなっていった理由の一つが透けて見えるようである。
女性陣で唯一銃器を扱えるが、過去に出演したドラマ『ヒットマン女豹』でピストルを扱う経験があったのかも知れない。
道中で志村晃から聞いた「永遠に生きる女"八百比丘尼"」の話と、小学校の図書室で見つけた民話集の中に記された赤い水と永遠の命との関連性に惹かれ、永遠の若さと美しさを得ようと自ら赤い水に浸かって半屍人化した。上記の通り、先行きを悲観しての自殺という訳では無いものの、極限の状況に疲労困憊し精神的には半ば捨て鉢であった可能性は否めない。
その後は半屍人状態で前田知子の前に現れ、機嫌良さそうに道を走り回っていた。海送り・海還りによって犬屍人化し、ゴミを漁って生きるという、若さと美しさに執着した彼女にとって皮肉な末路を迎えた。
ちなみにゲーム内で小学校に張り出されている習字の文字の天の川(あまのかわ)を彼女は「…てんのかわ?」と読み間違える。
彼女は屍人化した際「永遠の若さ…」と呟いているのだが、上記の無知っぷりを露呈した台詞のせいか、ファンには「永遠の馬鹿さ」などと揶揄されている。
リブート版『SIREN ReBIRTH』では、彼女自身の要領の悪さが複雑な芸歴(人気の低下)の遠因になった事実が明確に描写されている。