「梶ぃ~~~、お前に1つ言っとく。俺は……負けたらどーせ死刑になる。なのにお前は負けても証拠を手に出来ないのと1件の殺人事件の犯人になるかどうかってだけ…そんなの納得いくはずね~~~~~――――――デスマッチだ!!!!雄牛の中で焼かれろ!!!!」
警察が秘密裏に行っている犯罪者隠蔽システム『Lファイル』の利用者の1人で、かつて一家3人が犠牲となった「奥多摩廃屋猟奇殺人事件」の真犯人。
大手金融会社の1人息子であり、また金や父親の後ろ盾を持ってるために自分の非を決して認めない傲岸な性格。その反面、自分に対して意見する者には逆上して一方的な敵意を向けるなど、自己中な一面も目立つ(実は前述の事件も、被害者は郁斗の担任一家であり、進路指導で注意を受けた事に対する単なる「逆恨み」からきたものであった)。
また、拷問器具『ファラリスの雄牛』を使って自分とのゲームに敗れた人間を数多く焼き殺しており、彼等の断末魔を嗤いながら回想するなど凶悪な本性を有している。
劇中では自分の犯罪を着せられかけた梶との勝負に敗北。この時は悔恨の言葉も見せており改心するかと思われたが、その一方で犠牲者の事を嬉々として語り出したため、遂に梶からも「理解できない」と見放されてしまった。
最期は滑骨の甘言に唆されて自ら雄牛の中に入ってしまい、自分の非を認めないまま地獄のような暑さにまかれて焼死してしまう。だが、引き出された遺体には今まで焼き殺された者達の怨念が現れたかのように無数の手のひらの火傷跡がベタベタと刻まれていた……