羂索「アレが宿儺と生き続ける限り呪いの連鎖は止まらない」
脹相「悠仁が生き続ける限り……?違うな オマエが生き続ける限りだろ!!加茂憲倫!!
全ての不幸の中心はオマエだ!!断じてっ悠仁じゃない!!!」
概要(ネタバレ注意)
虎杖は釘崎と共に脹相の兄弟である壊相と血塗を倒していた(単行本8巻第62話起首雷同-捌-)ので脹相と渋谷事変で対峙する。
(単行本12巻 第101話渋谷事変19)
脹相は虎杖との戦闘の末、気絶した虎杖にとどめを刺そうとした脹相は自らの術式が見せた幻覚により虎杖が血縁関係の兄弟だという事実を認識しショックを受けて戦意喪失しその場を離れる。
(単行本12巻 第106話渋谷事変24)
その後脹相は羂索が脹相の産みの母と兄弟達の怨敵である事と羂索が脹相の弟である虎杖を脹相に始末させる様に仕組んだ事を認識して
羂索と虎杖・京都校の面々が対峙している場に虎杖の兄という立場で加勢し、元味方である羂索に対峙した。戦闘中に虎杖も脹相を仲間と認識し脹相を助けた。
(単行本16巻 第134話渋谷事変51)
羂索に呪霊を撒かれ逃げられた後、虎杖は自分の中の宿儺が伏黒を利用し何か企んでいるので伏黒と合流するのが危険という判断と、高専の皆に命を救ってもらった自分が(宿儺に乗っ取られ)大量虐殺を犯したので皆に合わせる顔が無いという理由で高専に戻らず羂索が放った呪霊を狩る為に渋谷に残る事を決める。
そんな虎杖に付き添い渋谷に残ろうとする脹相に虎杖は気を遣って脹相の兄弟を殺した自分に付き添わなくていいと言うが、脹相は虎杖が他の兄弟を退治したのは事故であり、他の兄弟も今の脹相の立場なら同じ判断をしたであろうと和解を示した。
(単行本16巻第138話禪院家)
脹相と虎杖は渋谷で二人きりで呪霊を狩る日々を送る内にお互いの名前を呼び合うだけで阿吽の呼吸で協力し複数の呪霊を退治出来る様になる程関係を深めた。
(単行本16巻第139話狩人)
そんな中、直哉と乙骨が虎杖の命を狙いに来る。二手に別れ脹相は直哉と、虎杖は乙骨と対峙する。直哉を倒した脹相だが虎杖が乙骨に退治されてしまう。しかしその後乙骨は上層部を騙す為に虎杖を一旦退治してから蘇生して助けた事が発覚する。
(単行本17巻第143話もう一度)
脹相は母と他の兄弟の怨敵である羂索を倒す為に天元の護衛に付いたが逃がされ生き延び、
その後虎杖と共に宿儺戦へ参加する。
⚠️この先未単行本化エピソード注意⚠️
宿儺戦準備期間に虎杖が赤血操術を脹相・加茂憲紀から教わった事について、宿儺戦作戦会議で虎杖に「脹相は教えるの下手だから」と言われそれまで目を閉じていた脹相が驚いてギャグ調の表情になった。
(週刊少年ジャンプ2024年1号 第244話人外魔境新宿決戦16)
虎杖が脹相のオリジナル技「超新星」を宿儺に使用。
(週刊少年ジャンプ2024年12号 第251話人外魔境新宿決戦23)
宿儺戦で虎杖が4回瀕死の重傷を負い反転術式で修復したが修復が追い付かずうずくまり吐血している虎杖に対して、宿儺に腹部を貫通され重傷を負っていた脹相が虎杖の背に手を添えながら
「落ち着け 思い出せ イメージしろ」「根を張るように体の隅々まで血を巡らせ 血管で体の輪郭を形成する イメージ」
と落ち着かせた。
(週刊少年ジャンプ2024年14号 第252話人外魔境新宿決戦24)
宿儺戦準備期間、虎杖が脹相・ 加茂憲紀に赤血操術を教わる事になり脹相が虎杖に「百斂」のコツを教えようとするも「「百斂」は……そら……そうよ……そらあれよ……(野球の素振りの動作をしながら)」と要領を得ない説明だった為、憲紀が虎杖に分かりやすい説明をした。脹相は「「超新星」!!「超新星」は俺に聞け!!」と訴えたが憲紀に赤血操術初心者の虎杖には簡単な止血や縫合の仕方をおさえておいた方がいいと諭され、脹相は「ぐぬぬ」と漏らした。
宿儺戦で宿儺が放った最終奥義「竈(かみの)」の炎を脹相が虎杖に向かい合う形で背中で受け虎杖を血のドームで守った。脹相が耐えきれず灰になっていく中、場面転換し精神世界のイメージ内で虎杖と森の中でテーブルを挟み向かい合って二人だけで対話した。
脹相が虎杖にまた独りにしてしまう事を謝ると
虎杖から「そんなこと考えてたのか?………一番しんどい時隣にいてくれたろ それだけで十分だ」と返される。
それを聞き脹相は自分と他の兄弟が受肉前に瓶詰めで寒い環境に置かれお互いの存在のみで安心を繋ぎ止めていた150年に相当する一番辛い時期は虎杖にとって渋谷事変後に自分と二人きりで呪霊狩りをしていた数日だったと理解した。
脹相は灰と化す際に
脹相「ありがとう悠仁 俺の弟になってくれて」
虎杖「……ありがとう 兄貴(涙を流しながら)」
という会話を交わした。
脹相が灰と化し虎杖を守っていた血のドームが崩れた後、虎杖の鼻に脹相のものと同じ様な傷が出来ていた。
(週刊少年ジャンプ2024年24号 第259話人外魔境新宿決戦31)
虎杖が宿儺の心臓を掴み潰そうとしている際、「竈(かみの)」の炎から自分を守った脹相の表情を思い出し涙を流した。
(週刊少年ジャンプ2024年26号 第261話人外魔境新宿決戦33)
主な台詞まとめ(ネタバレ注意)
脹相「よくも……!!よくも俺に!!虎杖を!!弟を!!殺させようとしたな!!」
(単行本16巻 第134話渋谷事変51)
脹相「(俺の術式の影響なんだ 血の繋がった弟達の異変はどんなに遠くにいようと感じ取とれる)」
脹相「(「死」 それは生物にとって最後にして最大の 異変)」
脹相「(俺はあの時眼前で 虎杖悠仁の「死」を強烈に感じとってしまったのだ)」
脹相「(つまり悠仁も血の繋がった俺の弟…!!)」
(中略)
羂索「(脹相の攻撃をかわしながら)無理するなよ 疲れてるだろ」
脹相「だから何だ それが弟の前で命を張らない理由になるか?」
(中略)
虎杖「(脹相を拘束していた氷を砕いて)味方でいいんだな!?」
脹相「違う!!」
虎杖「あ゛!?」
脹相「俺はお兄ちゃんだ」
虎杖「真面目にやってくんねーかなぁ!!」
脹相「とりあえず一回呼んでみてくれないか?お兄ちゃんと」
(単行本16巻 第135話渋谷事変52)
羂索の撒いた呪霊から虎杖を庇う為に脹相が虎杖の腕を掴んで自分の後ろに抑える。
(単行本16巻 第137話渋谷事変53)
虎杖「脹相こそいいのか?俺はオマエの弟も殺したんだぞ」
脹相「いい アレは事故だ」
脹相「壊相も血塗も俺の立場なら同じようにしたはずだ」
脹相「赦す赦さないじゃない 兄弟とはそういうものだ」
(単行本16巻第138話禪院家)
脹相「(凄まじいな)」
脹相「(俺と闘った時はパワフルな印象だった)」
脹相「(今はそこに繊細さが加わっている 淀みない呪力操作 桁違いの膂力)」
脹相「(正に鬼神!!)」
脹相「(これでまだ全快ではないというのだからな)」
脹相「流石俺の弟だ」
虎杖「まだ言ってんの?」
(中略)
直哉「(虎杖に対して)君 死刑やって 悟君の後ろだてがのうなったから」
脹相「あ゛ん?」
(中略)
(直哉に加えて乙骨も現れて脹相と虎杖に対峙する)
脹相「逃げるぞ悠仁」
虎杖「あ?」
脹相「金髪は種のあるスピードタイプ」
脹相「アイツと追いかけっこは美味くない 俺が足止めする」
虎杖「大丈夫かよ」
脹相「俺はな 狙われてるのはオマエだぞ悠仁」
脹相「(悠仁と術師を戦わせず かつ俺に引け目を感じさせない提案)」
脹相「黒髪…乙骨から逃げ切ることだけを考えろ 五条悟と同じタイプと見た 戦ったら死ぬぞ」
脹相「(フッ……世話が焼ける… )」
(中略)
脹相「昨日の地点で落ち合うぞ」
虎杖「応!!」
(中略)
直哉「詰みや 死ぬで君」
脹相「オマエこそ 俺の弟に手を出して生きて帰れると思っているのか?」
(単行本16巻第139話狩人)
脹相「(直哉にとどめを刺しながら)悪いが兄弟を愛せなかったオマエの気持ちは分からん」
(単行本16巻第142話お兄ちゃんの背中)
真希「それはいいとして コイツ(脹相)は誰だ」
虎杖「とりあえず俺の……兄貴って事で…… 」
脹相「悠仁ーーーー!!!!」
(単行本17巻 第144話あの場所)
(脹相と虎杖の別れ際)
虎杖「脹相!!」
脹相「!」
虎杖「ありがとう 助かった」
脹相「……死ぬなよ」
(虎杖が背を向けて去った後、涙ぐむ脹相)
(単行本17巻第146話死滅回游について)
羂索「死滅回游は既に役割を終えた 日本にいる非術師の同化前の慣らしは済んでいる」
脹相「(どういうことだ!?早すぎる……悠仁達は無事なのか?)」
(中略)
羂索「新しい呪力の形は呪霊をもう一段階上の存在に昇華させることで生まれるかもしれないと だからこそ呪霊と人間の混血である君達には期待したんだけど ガッカリだ普通すぎる」
脹相「次 弟達に触れてみろ この余興を待たずに殺してやる」
(単行本23巻第202話血と油1)
脹相「……答えろ 悠仁に何をさせるつもりだ 150年放置してきた俺達とは訳が違うはずだ 悠仁で何を企んでいる」
羂索「……うーん アレは具体的に役割があるわけじゃ……まぁ強いて言えば器であることが役割で既にそれは済んでいるからね 虎杖悠仁は始まりの狼煙なんだ アレが宿儺と生き続けるかぎり呪いの連鎖は止まらない 新時代の台風の目なんだ」
脹相「悠仁が生き続ける限り……?違うな」
脹相「オマエが生き続ける限りだろ!! 加茂憲倫!!全ての不幸の中心はオマエだ!!断じてっ悠仁じゃない!!!」
(中略)
羂索「君達は失敗作だからね!!」
脹相「オマエに弟達の何が分かる!!」
(単行本23巻第203話血と油2)
(羂索戦作戦会議で羂索と一対一で戦闘したいという脹相の要望に戦闘力的に脹相が死ぬと注意されて)
脹相「奴さえ殺せればそれでいい 弟や弟達の半身である母の呪いのため そして悠仁の未来のために」
(単行本23巻第207話星と油3)
(羂索戦作戦会議)
脹相「弟達が受肉した時思ったんだ 異形の肉体を持つ弟達を“人”は受け入れられないと だから“呪い”として生きる道を選んだんだ だから殺した 渋谷で大勢 俺が殺したのは人間だけじゃない 血塗と壊相を殺したのも俺だ 俺が“人”として生きる道を選んでいれば弟達が殺し合うことはなかったんだ なんでだろう なんであの時 俺は……なんで……楽な道を選んだ “人”として苦しむ二人を俺が見たくなかったんだ 二人はそんなに弱くなんてないのに そしたらどうだ まるで罰のように“人”として苦しんでいる悠仁が現れた きっと俺達は四人で戦う運命だったんだ 俺が楽をしたせいで悠仁を独りにしてしまった」
(中略)
脹相「俺はなんの信念もなく人を殺した これ以上悠仁とは生きられない ここしかないんだ 俺の命の使いどころは」
(単行本23巻第208話星と油4)
真希「自称虎杖の兄貴」
(単行本24巻第211話熟む)
(宿儺戦に向けて虎杖が「赤血操術」習得の為に脹相の他の兄弟である受胎九相図4番〜9番を取り込んだ事について)
虎杖「ありがとう」
脹相「いいんだ」
虎杖「違う…兄弟たちのこと」
脹相「いい オマエの中で生きられるならそれで」
(単行本25巻第220話自浄自縛)
宿儺戦へ迎う五条を見送る緊迫した重い空気を穏やかに一変させた虎杖の行動に対して穏やかに微笑む
(単行本25巻第222話予兆)
(五条対宿儺戦観戦で脹相と虎杖が隣同士に座っている)
脹相「(五条が右脳の前頭前野を破壊して反転術式で治癒する方法で焼き切れた術式を何度もリセットしていた事に対して)やった回数だけ死にかけてると思っていいだろう」
虎杖「そんな無茶を4回……」
脹相「今もしたなら5回だ」
(単行本26巻第230話人外魔境新宿決戦8)
⚠️この先未単行本化エピソード注意⚠️
(宿儺戦作戦会議)
日下部「この戦いは役に立てる奴の方がおかしいっちゅー話だ」
虎杖「(「赤血操術」を加茂憲紀に教わった事に対して)俺は先輩に色々と教えてもらえて助かってるよ 脹相は教えるの下手だから」
脹相「(それまで目を閉じていたが驚いてギャグ調の表情になる)」
憲紀「……そうか」
(週刊少年ジャンプ2024年1号 第244話人外魔境新宿決戦16)
(宿儺戦で虎杖が4回瀕死の重傷を負い反転術式で修復したが修復が追い付かずうずくまり吐血している虎杖に対して、宿儺に腹部を貫通され重傷を負っていた脹相が虎杖の背に手を添えながら)「落ち着け 思い出せ イメージしろ」「根を張るように体の隅々まで血を巡らせ 血管で体の輪郭を形成する イメージ」
(週刊少年ジャンプ2024年14号 第252話人外魔境新宿決戦24)
(宿儺戦準備期間、虎杖が脹相・ 加茂憲紀に赤血操術を教わる事になった。「教えて!お兄ちゃん!!」という煽り文が付いている。)
脹相「「百斂」のコツか……」
(中略)
脹相「「百斂」は……そら……そうよ……そらあれよ……(野球の素振りの動作をしながら)」
虎杖「オマエマジか」
(中略)
虎杖「(憲紀から分かりやすい説明をされて)脹相 教えるっていうのはこういうことだよ」
脹相「「超新星」!!「超新星」は俺に聞け!!」
憲紀「いや所詮 赤血操術は虎杖にとって付け焼き刃 簡単な止血や縫合の仕方をおさえておいた方がいいと思う」
脹相「ぐぬぬ」
(宿儺戦で宿儺が放った最終奥義「竈(かみの)」の炎を脹相が虎杖に向かい合う形で背中で受け虎杖を血のドームで守り、微笑む。)
脹相「悠仁」
虎杖「脹相!!なんで!!」
(脹相が耐えきれず顔が割れ灰になり始める)
虎杖「……!ダメだ……!!」
脹相「修行では役立たずで済まなかったな 俺は感覚派だから」
虎杖「脹っ……!!」
虎杖「感覚派って良く言いすぎだろ」
(場面転換し精神世界のイメージ内で虎杖と森の中でテーブルを挟み向かい合って二人だけで対話している)
(中略)
脹相「悠仁 すまないな オマエをまた独りにしてしまう」
虎杖「そんなこと考えてたのか?………一番しんどい時隣にいてくれたろ それだけで十分だ」
脹相「そうか……」
(脹相が自分と他の兄弟が受肉前に瓶詰めで寒い環境に置かれお互いの存在のみで安心を繋ぎ止めていた辛い150年を回想する)
脹相「(俺たちの150年は悠仁にとってあの数日だったのか)」
脹相「ありがとう悠仁 俺の弟になってくれて」
虎杖「……ありがとう 兄貴(涙を流しながら)」
(週刊少年ジャンプ2024年24号 第259話人外魔境新宿決戦31)
作者描き下ろし
2024年7/1〜8/31集英社夏のコミックスフェア「ナツコミ」の企画で配布された描き下ろしイラスト入りレンチキュラーしおり(各作品毎に絵柄は一つのみ)の呪術廻戦の絵柄が「脹相と靴を脱いだ虎杖がポンカンと茶の缶を側に置き野原で寝転がってくつろぎ、笑顔の虎杖がこちらに手を振っている」絵柄だった。(以下リンク先外部サイト参照→https://x.com/jyujyutu_001/status/1806141815533572577?s=46&t=gR6sfhhO19_GomJ7rqLZCQ)
余談
アニメ『呪術廻戦』2期(渋谷事変)13話第37話「赫鱗」で虎杖に脹相がとどめを刺そうとした時、脹相の術式の影響で見た「存在しない記憶」の幻覚のアニメオリジナル演出として虎杖が脹相にミートパスタをあーんしていた。
また、このミートパスタが2024年2月21日(水)~3月3日(日)にタワーレコードカフェ4店舗にて開催されたTVアニメ第2期「懐玉・玉折/渋谷事変」コラボカフェのメニューで「虎杖悠仁のミートパスタ」として脹相ではなく虎杖のメニューとして提供された。(以下リンク先外部サイト参照→https://tower.jp/article/news/2023/12/25/c101)
外部コラボ
●2024年2月21日(水)~3月3日(日)にタワーレコードカフェ4店舗にて開催されたTVアニメ第2期「懐玉・玉折/渋谷事変」コラボカフェのメニューで脹相と虎杖の戦闘シーン「存在しない記憶」に登場するパスタをイメージしたメニュー「虎杖悠仁のミートパスタ」が脹相ではなく虎杖のメニューとして提供された。(以下リンク先外部サイト参照→https://tower.jp/article/news/2023/12/25/c101)
●2024年8月1日(木)~27日(火)に渋谷ヒカリエ 6F/7F/11Fのカフェ&レストラン開催の「呪術廻戦展応援フェア」で提供されるメニュー24種の内、7つが脹相と虎杖の組み合わせをイメージしたメニューであった。(以下リンク先外部サイト参照→https://www.hikarie-entertainment-times.com/post-14901/#1)