概要
2010年に公開されたイギリス・オーストラリア・アメリカの合作映画。
監督はトム・フーパー。
原題は「The King's Speech」。
主演はコリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター。
酷い吃音に苦しんだ彼と、彼の治療にあたった言語療法士の友情を描いた物語である。
米国アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞を受賞した。
あらすじ
1925年の大英帝国。第2王子のアルバートには悩みがあった。
彼は酷い吃音を持っており、スピーチが大の苦手なのである。
妻のエリザベスは夫のために様々な治療を試してきたが、どれも成果は芳しくない。
そんな彼女がこれで最後と訪ねたのが、ロンドンで働く言語聴覚士のライオネルであった。
「王子であろうと診察室では対等」というスタンスのライオネルに最初は苛立っていたアルバートだが、次第に互いへの理解を深めていく。
それは大英帝国に、そして世界に第二次世界大戦の足音が近づいている頃であった。
登場キャラクター
()内は演者。
- ジョージ6世(コリン・ファース)
ヨーク公アルバート王子。
酷い吃音を持ち、演説が大の苦手だが、今まで誰も治療できなかった。
- ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)
ロンドンで働く言語聴覚士。
王族に対しても歯に衣着せぬ接し方をする。
- エリザベス妃(ヘレナ・ボナム=カーター)
ジョージ6世の妻。
夫のために様々な治療を試している。