概要
最終時の施設所有者及び競走開催者は、熊本県と荒尾市で構成の荒尾競馬組合。
1928年の開場から2011年の地元経済の低迷化やレジャーの多様化などの要因による廃止・閉場まで、83年の長きに渡り炭鉱(1997年閉山)の街の一大娯楽施設として大きな役割を果たしていた。
閉場後の施設はコースを中心に段階的に解体。
観戦スタンドやパドックなどは長く残されてきたが、跡地での複合施設(道の駅や保健・福祉、子育て支援施設など)建設が決定。
2022年秋季以降にはスタンド周辺も解体される事になった。
なお閉場後も地方競馬とJRAの場外馬券発売所がそれぞれ設置されており、スタンド解体前に旧競馬場内で移転し営業を続けている。
ただし競馬場閉場以降もスタンド付近で営業を続けていた食堂は、場外馬券発売所と共に移転する事なく閉店した。
コース
本コースは一週1,200m、幅25mの右回りのダート仕様。
設定距離は、800m、950m、1300m、1400m、1500m、1900m、2000m、2150m。
本コースの内側には調教用コースがあり、北側には所属競走馬の厩舎が整備されていた。
その他
2007年頃には、一般個人も含めて誰もが特別・特設レースのスポンサーと命名者になる事ができる「冠競走」制度を導入。
これにゲーム作品『アイドルマスター』の一部のファンらが着目し、同作のキャラクターにちなんだ前衛的な名前のレースが開催された事でも話題となった。