概要
『無想界山』第六の世界で偽りの平和を唱える『リューグーランド』の案内人『オトヒメ』が操る暗黒魔神『黒龍角』の派生機体。魔神としてのカテゴリーとしては(シリーズで)初めて弦の音色によって起動する遠隔操縦型である。オリジナルとは罵黒魔部分以外は原型を殆んど留めておらず、寧ろ両肩と両腕の構成は極端にアンバランスで、胸部から下半分は邪戦角の意匠も取り込んでいる(イメージ的には4つの魔神を混ぜた構成される筈だった。自社コラム 劇場版 七魂-再会-試写会インタビュー 参照)が、尾部は戯角魔そのもの(一部残影刀の鍔)の為に怒龍魔に相当する機体も含め3体に分離可能だと推測される。砲撃による遠距離攻撃を抑え、両腕のクローと両肩に懸架する禍々しい曲刀を武器にする接近攻撃を重視する作りに成っている。性能も魔神のトップクラスに位置する邪虎丸ですら相手にならない実力も健在で、1度は大破に追い込むも、新生転生した白虎丸と、龍虎丸との連携に敗れた。
だが、砲邪冠に相当する額飾りの砲身が剥き出している欠点が原型機と同様に全く改良を施されておらず、新星戦神丸と同様の戦法で額を貫かれ暴発。また、竪琴の音色が届かない場合や、弦を切られた状況下で、コントロールを失い暴走する危険も孕んでいる。