概要
庭渡久侘歌のスペルカード。赤い水滴弾がばらまかれる。
- 血
生物の体内に流れる、生命維持に必要な多くの物質を全身に運ぶ液体。家族・親類・遺伝の繋がりを指す語。(流血からの連想による) 戦争や暴力行為の喩え。
- 分水嶺
水の流れを二つ以上の水系に分ける嶺のこと。水系とは、一つの大きな川 (本流) を軸とした本流と支流の総称。(利根川を本流とする「利根川水系」など)
転じて、物事の方向性を決める分かれ目の喩え。
- 血の分水嶺
久侘歌「この先、最強の動物霊が占拠しています。現在、地上に攻めてこないように水際作戦決行中です！ 今すぐ引き返してください！」
舞台は地獄。庭渡久侘歌が驪駒早鬼の地上侵攻を止めようとする中、侵攻の元凶に向かおうとする主人公を引き止めるために、このスペルカードが使われる。
余談
- 北上川
岩手県中央北部から奥羽山脈と北上山地の間を南に流れ、石巻市追波湾に注ぐ一級河川。北上川水系の本流。北上川沿岸は、平安時代、鬼渡神と関わりある坂上田村麻呂率いる朝廷軍と、蝦夷の軍事指導者、アテルイ率いる蝦夷勢力の戦いの舞台となった。
宮崎駿監督、スタジオジブリ制作のアニメ映画。舞台は中世の日本。物語は北の少数民族の若者、アシタカが、銃弾の創傷によって変貌した獣、タタリ神から命取りの呪いを受け、その治療法を探すため、村から追われるようにして出立するところから始まる。アシタカは旅の中で、製鉄の村、タタラ場を束ねるエボシ御前と、神住まう森の少女・サンと関わり、それぞれの主張を知ることで、人間と自然がどうすれば共存できるかを考え始める。
一方で、エボシ御前が朝廷勢力と共に森の神、シシ神の首を討つため森に押し入り、獣たちは人間に戦争を仕掛ける。サンの努力むなしく獣たちが殺され、シシ神が討たれると、シシ神の体から巨神、デイダラボッチの体液が洪水のごとく溢れ出し、周辺の生命という生命を吸い取っては、あらゆる勢力、自然を無差別にのみこんでいく。その混沌の中でアシタカは、サンと共に事態収拾のために奔走する。アシタカは蝦夷の指導者、アテルイの末裔という設定を持つ。
- 系統樹
生物の進化と系統の分岐を示した図。現存する生物種から時代を遡ることで、生物種同士の共通する祖先を知ることができる。東方鬼形獣extraに登場する驪駒早鬼のモチーフである馬や、人を含む哺乳類は全て、三畳紀に存在していたアデロバシレウスを祖先に持つ。
