概要
古代に宮城の門の警備をしていた。職掌は宮門の通行者の検察。平安時代に入り弘化2年(811年)に衛士府から衛門府に改称した。「督」・「佐」・「大尉」・「少尉」・「大志」・「少志」で構成された。
職員
- 督…左右の衛門府の長官で位は従四位下に相当、参議・中納言が兼任することが多かった。ただし、権職は無い。
- 佐…左右に各1名あった。衛門督とは違って権職があった。位は従五位上に相当。
- 大尉・少尉…左右に各2名あった。位は従六位下・正七位上。
- 大志・少志…定員は左右2名だったが、任官者が少なくなった。位は正八位下・従八位上