概要
視力検査(しりょく けんさ)とは、視力の状態についての検査である)。
視力を検査することは「検眼(けんがん)」といい、辞事典でもそのように定義されていることが多いものの、検眼の対象は視力に限らず、眼の状態全般である。
英語では、「検眼」や「視力検定」を意味する "optometry"が対訳語として近しい。
"ophthalmoscopy" という語もあるが、こちらは、専門医が検眼鏡を使って行う眼底検査) を指すもので、素人でもそれなりに行えて視力に限定した検査を指すを「視力検査」とは別物である。
視力検査表などがあれば誰でも行える視力検査は、遮眼子(しゃがんし、英語名:occluder、おたまやスプーンに似た黒い専用器具)で片目を隠し、「C」の字が上下左右斜めに向いたようなもの(ランドルト環)が上から徐々に小さくなっていくような視力検査表を5m離れた場所から見て、欠けた方向をどこまで見えるかで測定されることが多い。Cの字の代わりに平仮名等の文字が書いてあることもある。
通常の視力検査表には2.0までしか無いため、3.0などと言うとギャグと取られがちだが、視力は判別出来る視角の逆数のため、測定自体は表を作れば可能ではある。
視力検査表をあらかじめ記憶して視力をごまかすイカサマもやられがちだが、機械でランドルト環を表示するタイプではこういったイカサマもできにくくなっている。
関連イラスト
関連タグ
検眼 眼底検査 (cf.Wikipedia) 視力検査 視力検定
外部リンク
- 「歪んで見えると失明のリスク!セルフチェックをしてみよう!」 真鍋眼科(YouTubeチャンネル)、2024年4月20日投稿。※眼科医が提供する自主検査用のYouTube動画。