概要
X(旧Twitter)などのSNSで時折見られる誤字投稿のこと。
特に、一般人がごく普通の呟きにおいてうっかり誤字をした(ように見える)ものを指す。
Xの一般人による有名な誤字投稿としては、「マフィア(マフィン)焼いてます」、「弟がケツマンコ(結膜炎)になった」などがある。
上記のような有名な誤字投稿からは、全体的に下ネタや猟奇的な誤字の傾向が見える。
このような誤字のインパクトは強く、ゆえにバズ現象が起こりやすいのである。
こうした誤字投稿が話題になるうちに、次第にある声が上がり始めた。
それは、これらの誤字投稿の中に、わざと誤字をした投稿があるのではないかという疑いである。
SNSでは元々、バズを狙って話を大げさにする(それどころか真っ赤な嘘をつく)、他人のバズりそうな投稿をパクる、などの行為が蔓延している。
その一環として、このような誤字投稿が増えたのでは、と考えられなくもない。
ネットでは、嘘くさいオーバーな投稿を「嘘松」と呼んで皮肉る風潮がある。
それに倣い、一部では、バズ狙いに見える誤字投稿およびそのような投稿をする者を、「誤字松」と呼ぶようになった。
しかし、「誤字松」とされる投稿が本当に偶然なのか、それとも意図的なのかはこちらには判断がつかない。
一方で、こうした投稿を「面白ければどちらでもいい」「そもそもネタとして楽しんでいる」と肯定的に捉えている者もいることも事実である。
また、誤字松や嘘松の名前の元ネタである『おそ松さん』のファンからは、こうした表現に対する否定的な意見も見られる。
この言葉を使う際には、場面を考慮する必要があるだろう。