概要
江戸時代である天保10年(1839年)7月14日の紀州熊野浦(現:和歌山県~三重県)に現れたという、胴回り一丈八尺(約5.4m)体長四尺五寸(約1.7m)ほどもある、角のある女の顔をもった海亀のような姿の予言獣。
当時の記録によると、捕らえられたこの予言獣は、自身は「豊年亀」であると名乗り、白沢やアマビエなどと同じように、これからおこる豊作や疫病の予言をしたと伝わる。
近年の紹介では体長のほうが一丈八尺とされる場合があるが、これは全長が二丈(約6m)とされる予言獣・神社姫との混同であると思われる。