曖昧さ回避
概要
江戸時代である寛文9年(1669年)に越後国(現・新潟県)の福島潟に現れたという、女の顔と手足をもった亀のような姿の予言獣。
当時の浮世絵によると、謎の光りに近づくと、そこにいた異形の者が自身は「亀女」であると名乗り、今年は豊作になるのだがその後疫病が流行るので、我が姿を図画に残し朝夕拝めば病を防ぐことができると言って海に去って行ったと、白沢やアマビエなどと同様の内容が記述されている。
似た話として、天保10年(1839年)7月14日には、紀州熊野浦(現:和歌山県~三重県)でやはり角のある女の顔を持つ亀である豊年亀が現れたと伝わる。