概要
里山活樹の本当の父親。享年24歳。ウェルター級のプロボクサー。天才的な才能とずば抜けたパンチ力を持ち、果敢に戦った末に相手を殴り倒すボクシングを好む水谷剛史にとって理想的なボクサーだった。光栄ジムの鶴田は「似ている」と言っているが、活樹よりも精悍な顔立ちをしている(多分、活樹が成長すると似てくると思われる)。翔拳ジムに所属していた。デビューから9戦連続KO勝利を見せ、期待の星と言われた。活樹の母、里山佐知子と婚約しており、ラビット坂口(後の里山八五郎)との対戦で10戦連続KOし、それを手土産に彼女の両親に結婚を申し込むつもりでいた。しかし、八五郎のカウンターを受けた際に後頭部を打ちつけて逆にKO負けしてしまう。その後1度は起き上がるも入院し、1ヶ月後に死亡した。生きていれば間違いなくウェルター級世界王者になっていたと言われている。
普段は運送会社で働いており、真面目な性格から試合の前日まで働いていた。それ故に体調を崩していたと推測されている。後援会によって建てられた墓に葬られている。岬新一の祖父は後援会の会長をしており、自身の墓を彼の墓の近くに建てる程の熱狂的なファンだった。その影響で岬は親友『内田仁』と共に赤松に憧れてボクシングを志す。
岬との最後の試合の最中、活樹の前に幻影として現れる。そのどこかすまなそうな表情に活樹は周囲の人々から託された夢を受け止める覚悟を決める。