概要
連星とは、2つまたはそれ以上の恒星が互いに重力的に結合し、共通の重心を公転し合っているもの。複数の恒星が纏まっている集団を「連星系」、またはその星の名称から「○○星系」などと呼ぶことが多い。
一般的に連星系の中で最も明るい星を主星、それ以外の暗い星を伴星と呼ぶ。また一般的に銀河内では連星系を成している星のほうが主流で、太陽のような単独星(通常、惑星は伴星とは見なさない)は少数派とされている。太陽系に最も近い星のケンタウルス座アルファ星や天球で最も明るい星のシリウスも連星である。
また連星系を成す恒星は非常に複雑な公転軌道を持つものが多く(参考)、安定した軌道の惑星を持ちにくいとされるが、フィクションにおいては複数の衛星同様、異世界を象徴するものとして描かれることが多い。