単行本第一巻第五話より
錆兎「お前の血肉に叩き込め、もっと、もっと、もっと!! 鱗滝さんが教えてくれた全ての極意を決して忘れることなど無いように」
錆「骨の髄まで叩き込むんだ」
炭治郎「やってる、毎日やってる、必死で!!」
炭「でも全然駄目なんだ前にっ…、進めないこれ以上」
錆「進め!! 男なら、男に生まれたなら、進む以外の道などない!!」
錆「かかって来い!! お前の力を、見せてみろ!!」
概要
竈門炭治郎の兄弟子として、まだ未熟な弟弟子へ向けた𠮟咤激励。
錆兎は「男」としての強い矜持(プライド)と信条(ハート)を持っており、無理難題の試練に挫けそうになる男・炭治郎を木刀で活を入れ、厳しく正しい姿勢を叩き込んでいく。
また、この時の炭治郎は師である育手(そだて)・鱗滝左近次の教えを知識(あたま)で覚えたにすぎず、身体(こころ)で理解する域には達していなかった。その事を見抜いていた錆兎は実践で、彼と共に現れた少女・真菰は言葉で、炭治郎を指導・鍛錬していく。