概要
正式名称は「東方野獣尻(とうほうやじゅうけつ)」。
ブロントさんと東方Projectのコラボ作品「東方有頂天」シリーズの代表作「東方陰陽鉄」の設定を元に、
ヴァナから幻想郷へ迷い込んだ貧弱一般人を主人公とした派生作品。
製作者はユクオ氏。今となっては途中で更新が停止してしまったものの、動画は残っているので視聴可能。
本家同様、RPGツクールによる自作ゲームのプレイ動画形式。
戦闘システムや小ネタなどが非常にFF11(もしくはネ実)の要素が濃く、
ソロ戦闘の難易度や獣使いというジョブのマゾさなども涙が出るほど再現されている。
ブロントさんたち強者がメインであった陰陽鉄本家に対し、こちらは一般的なヴァナのプレイヤー同士の会話や人情深い心優しいシナリオ展開を楽しむことができ、「君との絆を思い出すRPG」という別名でも知られる。
タルタルが戦闘不能になって倒れている様を「プリケツをさらす」と表現するが、
題名の野獣「尻」は陰陽「鉄」と韻を踏みつつも同時にプリケツを指す自虐ネタであり、
主人公の野獣(のけもの)は事あるごとに倒されてプリケツをさらす。
※「真夏の夜の淫夢」の「野獣先輩」とは無関係。不用意に淫夢ネタを振るのは自重しよう※
ストーリー
他の外伝作品と同様、陰陽鉄本編の裏話的なもの。
ブロントさんが活躍する陰陽鉄本編を、一般人の視点から見るという構成で、ときおり陰陽鉄本編の一場面を再現したシーンが見られる。
東方陰陽鉄の他外伝作品である東方宴花鉄とは、相互に主人公がゲスト出演するなど縁が深い。
1章 貧弱一般人 獣使いの幻想郷入り
東方野獣尻1~6話。
時系列的には東方陰陽鉄1章(1話~2話)
ヴァナの日常風景(?)から場面は一転、
クロウラーの巣で1人寂しくレベリングをする主人公・野獣(のけもの)。
陰陽鉄本編のブロントさんと霊夢の会話を別視点で見られる場面がある。
2章 ~獣使い と 蟲使い~
東方野獣尻7~10話。
時系列的には東方陰陽鉄2章(3話~5話)
猛ダッシュするブロントさんを目撃した野獣。
友達になったリグルを誘って妖怪の山へ向かう。
3章 テレビを見ていたら遊牧民が連れていた家畜が怪我をして 旅ができなくなった為に食べられてしまったのを見て FF11の獣使いは超リアルな獣使いだったんだなと実感した
東方野獣尻11~12話。
どちらかと言えばリグルが主人公。
元気が無い幽香を心配するリグルは、頭突きさえわたるけーね先生に相談し・・・
4章 獣使いなのに茸使い
東方野獣尻13~15話。
時系列的には東方陰陽鉄3章(5話~9話)の迷いの森編。
人里のウザい青年にクエストを頼まれ、迷いの森へ向かったのけものが出会った相手は…?
5章
東方野獣尻16~17
時系列的には東方陰陽鉄4章(10話~15話)の紅魔編。
ダークパワーの力に呑まれたレミリアの提案で戦争を起こす為に咲夜から野獣や汚い忍者も含むヴァナ人たちに向けた招集を起こされる。
紅魔館に入ろうとするところで惜しくも更新が停止されてしまった。
登場人物
メインキャラクター
野獣
主人公。名前の読み方は「のけもの」。タルタル族の獣使い。
思考が一般のFF11プレイヤーに近く、マイペースでたまに腹黒い。そしてメタい。
幻想郷をFF11の新エリアだと勘違いしている。
現在のFF11では獣使いというジョブはかなり強化されているが、野獣はまだ獣使いが非常に孤独でマゾいジョブだった時代の仕様である。
リグル・ナイトバグ
一応ヒロインにあたるポジション。
野獣と出会い頭に 言葉のドッヂボール→戦闘 という経緯を辿るが、和解して友達となった。
幽香を心配するなど優しい面も見せるのだが、野獣のことはかなり邪険に扱っている。
汚い忍者
ブロントさんに絶賛粘着中。
初対面の野獣を脅して悪事に協力させたあげく放置して帰るなどさんざんな出会い方をしたが
マイペースな野獣におされ気味で、汚さをいまいち発揮できない。
獣様
野獣がかつて周囲のヴァナ人からジョブを貶されて疎まれ、1人寂しく狩りをしていた中で現れた、LS:Booooomerangの方のタルタル獣使い。
疎まれていた野獣にも心優しく接し、フレンドになるよう誘ってくれた。