ブロントさんを中心とするネ実キャラと『FF11』の要素に『東方project』シリーズをクロスオーバーさせた動画ジャンル「東方有頂天」に登場するキャラ。
その中でも特に有名である『東方陰陽鉄』の派生作品の1つである『東方野獣尻』の主人公である。
概要
ブロント語録から様々な要素を付けられて作られ、ネ実の英雄として活躍するブロントさんと違い、一般のFF11プレイヤーをイメージして作られたオリジナルキャラ。
種族はタルタルで、男性。
他のプレイヤーとPTを組むには当時あまりにも不遇であった獣使いをジョブとし、クロウラーの巣を実質的な実家として1人寂しく狩りをしてきた。
FF11のプレイヤーを元に作られた創作キャラ、及び東方有頂天で見かける獣使いキャラとしては内藤スレ出身の獣様がいるが、システム超越してチート的な力を発揮するあちらと違って本当にただの貧弱一般人である。
名前の読みは「のけもの」。
由来は「除け者」で、獣使いのジョブに問題点が多かった当時は実際に「PTに誘われないジョブ」である獣使いを「の獣」と揶揄されていた。
これを既存の言葉である野獣と掛け合わせたものであるだろう。
クロウラーの巣という自然的な場所を実家とするさまは確かに野獣である。
野獣の種族でもあるタルタルが戦闘不能になって地面に倒れた状態を、その見た目から「プリケツを晒す」と呼ばれることがあり、頻繁に死ぬ野獣はこれが代名詞となっている。
彼が主人公を務める「野獣尻」のタイトルもこのプリケツが由来(+陰陽「鉄」と韻を合わせている)。
※「真夏の夜の淫夢」の「野獣先輩」とは無関係。不用意に淫夢ネタを振るのは自重しよう※
キャラ付け
性格
良くも悪くも一般FF11プレイヤーに思考が近く、システムと絡めたメタい発言をすることが多い。
ただし俗的な考えは薄く純粋な性格で、他人を仲間外れにしたりはせず人情深い部分もある。
自分が子供ではないことは分かっていながらも、タルタルの見た目から子供のように褒められても素直に喜んだりする。
でもマートのようなNPCには辛辣。
あまりに純粋すぎて「野獣(のけもの)」という名前を意味を気にせず気に入っていたり、汚い忍者の悪事に素直に加担してしまったり、幽香に失礼な物を渡そうとしてボコボコにされたりする。
その分非常にマイペースであるため汚い忍者を振り回している。
時折腹黒い一面を見せることもあり、倒しかけの大物モンスターを横取りした霊夢に意趣返しとしてこっそりと大量のクロウラーをけしかけたり、「一級廃人をボコボコにできるなんて面白そう」と発言して汚い忍者をドン引きさせたりした。
口調
口調自体は一般的な標準語で、親しくない相手には敬語も使う。
稀によく粗暴な口調になることもあったりするが。
その代わり文末に「('▽')」「ヽ(`Д´)ノ」といった顔文字をつけるのが特徴。
一人称は「自分」。
小さくて親しい友達にはちゃん付けで呼び、これはタルタル同士で男女問わず呼び合う時の癖がついたもの。
それ以外の人には大体さん付けである。
フェイスタイプと装備
前述の通りタルタル♂だが、『野獣尻』作中では常に頭装備を被っているためフェイスタイプははっきりしていない。
顔グラでほんの少しわずかに前髪が見える(気がする)ため、イラストなどではF2茶髪(トンソルモーソル)と解釈されることもある。
装備は『野獣尻』では頻繁に変えられるが、顔グラや歩行グラではモンスターアーマー一式を装備している。
獣様のビーストアーマーとよく似ているが色が違い、こちらはやや黄色っぽくて細かな装飾も異なる。
ビーストアーマーがAFなのに対してモンスターアーマーはAF2と更に上位の装備(装備可能なレベルは70台)である。
貧弱一般人として弱く扱われがちな野獣だが、意外と堅実にレベル上げはしていたそうだ。
武器は片手斧で小型の盾も装備できる。
『野獣尻』のゲームオーバー画面のスクリーンショットでは斧はブラスアクス、盾はタリカーを装備していた。
タリカーもモンスターアーマーと概ね同レベル帯であるがブラスアクスは最序盤レベルの武器なので、同じ見た目でレベル80のルノーアクスが妥当か(ただしレベルキャップが80に引き上げられたのは野獣尻の開始より少し後。時代設定と見た目を両方考慮するなら強さに見合うのはヴェルトアクスだが、そちらはレベル40台の武器なのでさすがに釣り合わないか)。
関連用語
結婚「あやつる」
本人の戦闘力はかなり低く(クロウラー1匹倒せない)、獣使いのジョブアビリティ「あやつる」を使ってモンスターを操り、他のモンスターにぶつけるのが基本的な戦い方となる。
「あやつる」は失敗することもあり、何度も失敗してそのままプリケツ…なんてこともザラ。
FF11においてこのアビリティのエフェクトや効果音がいやらしいと評判であり、野獣の操り文句(台詞マクロ)は「○○ちゃん好きだー!結婚してくれーヽ(`Д´)ノ」。
離婚「かえれ」
ペット(操っているモンスター)の操り状態を解除する獣使いのジョブアビリティ。
体力の減ったペットを解除することで完全回復させ、再度操って利用できる。
野獣の台詞マクロは「君の身体は飽きた…別れよう( ´・ω・)」と中々酷い。
余談だが、会話文中で【かえれ】と定型文で暴言を吐くネタがある。
遠隔釣り
道端の石つぶてなどをモンスターに投げ当てて引きつける。
FFXIでも同じく石つぶてや、ジョブによってはブーメランなどの「遠隔武器」によって離れたモンスターに攻撃を仕掛けて引き付けたりできる。
野獣の戦闘力だと群れに突っ込むとたちまちタコ殴りにされるが、1体だけを引き付けてペットにすることで有利に戦うことが可能になる。
離脱「バックステッポポポ」/バックステッぴょン
ご存知ブロントさんの「バックステッポ」のパロディ。
前者は戦闘からの離脱コマンド、後者は人里から出かけるのをキャンセルするコマンドの伝統芸。
登場作品
東方野獣尻
野獣のデビュー作にして、主人公を張った作品。
野獣にとってのヒロインはリグル。
ファンアートや歩行グラも提供され、動画に使用されている。
詳細は当該項目を参照。
東方宴花鉄
野獣尻にて宴花鉄仕様の幽香がゲスト出演し、その縁もあって野獣本人が宴花鉄にゲスト出演。
野獣尻をオマージュしたやり取りを繰り広げた後、幽香は野獣をぶん投げる「ゆうかりん人間砲弾」という技を覚えた。
東方鉄花婿
「モンスター爺さん」として登場するマートのお手伝いとして登場しているが、作中では明確に「野獣」とは明言されていない。
過去に汚い忍者に会ったことがあるらしいがあやふやの様子。
彼らの飼育するモンスターはやたらとカッポリんぐ論争を仕掛ける。
東方鉄塚梁
時代は令和で2022年、野獣というキャラも過去のものとなったと思われたところでまさかの重要キャラとして抜擢。
立ち絵も新たに作られ、「汚いは褒め言葉だ」の生放送でおなじみ汚樽氏によるボイスを実装。
なお汚い忍者の目線のように、野獣個人の独自の見た目的特徴として頭装備、地毛のどちらにも「の」の形のアホ毛が付けられている。
本作の異変が起こる前に三途の川を流れて地獄へ辿り着き、あまりの弱さと名前の可哀想さから饕餮尤魔に同情され、剛欲同盟の一員として畜生界で面倒を見られることに。
陰陽鉄学園、内藤鉄伝、東方鉄探侍
チョイ役としてゲスト出演。
関連イラスト
関連タグ
外部リンク
他のネ実系キャラとともに、汚樽氏による野獣のボイスをDL可能。