概要
金羽蘭は、「霹靂布袋戲」初期の登場人物で、蕭竹盈の娘である。
愛する母に虐げられてなお、彼女のために命を捧げた悲劇の少女。
プロフィール
人物
金羽蘭は、葉小釵の妻だった蕭竹盈の娘である。若い頃の母と瓜二つの容貌をしており、祖父の祖父の流星君が見間違うほど。
気立てがよく母思いであるが、蕭竹盈には冷たく扱われている。
経歴
金羽蘭は葉小釵の子ではない。蕭竹盈に目をつけた唐門の主が彼女の侍女を抱き込んで一服盛らせ、彼女の体と黑邪書を奪った際にできた子どもになる。その後、唐門は歐陽世家に滅ぼされるが、そこに蕭竹盈の意思が働いていたかは不明。
月中天に身を潜め歐陽世家の陰謀に関わる母に代わり、武林を奔走し諜報等を行う。立場上、金少爺の存在を母よりも先に知っていたが、自分や母の身分を明かすことが出来ず煩悶する。
最期は母の身代わりになって童顏未老人の実験台にされ、不遇な生涯を閉じる。
退隠した蕭竹盈が「蘭兒」と優しく呼ぶようになったとき、そこにいたのは本人ではなく童顏未老人の作った偽物だった。
なお、秦假仙の最初の妻唐七七は、血縁上彼女と異母姉妹ということになる。