概要
シンガーソングライター『TOOBOE』の楽曲であり、アニメ「チェンソーマン」のエンディングテーマ。
アニメでは第4話エンディングテーマとして使われた。
この楽曲についてTOOBOE氏は、
チェンソーマンが少年ジャンプに降臨された4ヶ月後にjohnという人格は生まれました。自分の作品には藤本タツキ先生の影響も沢山あります。デンジくんのルーザー感は胸に刺さるし、「さよなら絵梨」の爆発シーンは目を輝かせて喜びました。そんな自分がまさか凡そ3年後にこうしてエンディング曲として作品に携われるとは思ってもみませんでした。とても光栄です。読み耽って精神が拗れに拗れた私みたいな人間全員とチェンソーマンのアニメを楽しみたいと思います。 |
とコメントを残している。
実はこの曲はjohn氏がデモテープを複数枚送る際に最初に書き上げた曲らしく、それが選ばれて正式に「錠剤」という曲として世に発表されたものだとの事。
アニメのエンディング映像では、パワーが自由気ままに踊る映像で視聴者に強い印象を残した。
一方で、コミカルなエンディングのアニメに反して公式のMVはかなり過激かつエログロな内容となっている。
全体的なモチーフは「桃太郎」。マフィアのボスに付き従う幹部の青年エテと、そんなエテと付き合いつつも実は復讐の為に彼が属するマフィアの幹部フェザンスを殺害した娼婦のメズの二人による、報われない反抗と悲恋を描いている。
サビでの生々しい性描写、娼館やラブホテルに風俗街だらけのスラム街、残酷な殺し屋ムーヤンチェンを連れた強面のボス率いるチャイニーズマフィア、容赦のない拷問シーンなど、ブラックすぎる描写がコレでもかと言うほどMVに盛り込まれている。
2024年6月にはMVの内容が錠剤MVの物語の前日譚となる「痛いの痛いの飛んでいけ」が公開。
メズの育ての親であるゴヅキの半生を描いた物語で、こちらも控えめに言って地獄のような内容となっている。
それを踏まえて見ると、錠剤のMVアニメーションの救いようの無さがより際立つ。
また、「他者には残虐な事をするが、身内にはとても慕われ皆に死を悼まれたヤクザ」や、「支配を取っ払って自由になろうぜ」という歌詞など、MVや2番以降の歌詞にもチェンソーマンを意識したような要素がちらほら見られる。
MV
エンディング映像
公式MV
その内容から、公開当初は年齢制限がかけられていた
関連タグ
心臓(TOOBOE)…歌詞の一部がチェンソーマンを彷彿させると話題になった。こちらのMVも錠剤と同じく擬態するメタが担当している。
痛いの痛いの飛んでいけ(TOOBOE)…同じく擬態するメタが担当したMVとなっており、前日譚にあたる。
・アニメ『チェンソーマン』エンディングテーマ