概要
阿久根市(あくねし)は鹿児島県北西部に位置する市。西部は東シナ海(天草灘)に面しており、大島・桑島などの島嶼が点在する。高松川河口の市の中心地は平坦であるが全般的には山林や丘陵となっている。市の北西部は天草諸島最南の長島と黒之瀬戸を隔てて向き合っており、黒之瀬戸大橋が架橋されている。
「あくね」の地名は古代より存在しており、「アク」は魚や漁業を意味する言葉、「ネ」は岩礁を表し、古くから漁港として栄えてきた土地であるが、平安時代には英袮院(あくねいん)と呼ばれる荘園となった。神崎太郎成兼が院司に任命され英袮(あくね)氏を名乗りここを統治する。鎌倉時代には莫祢と表記され、英袮氏も莫祢氏となる。1451年(宝徳3年)島津用久により阿久根と改称され、莫祢氏は島津氏の家老となる。1451年(宝徳3年)島津用久により阿久根と改称され、莫祢氏は島津氏の家老となった。
産業は主に農業や漁業が中心。
その一方で日本で2番目の大型24時間営業店・A-Zスーパーセンターを運営する『株式会社マキオ』の本社および本店(A-Zあくね)がある。