飛行場前駅
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ひこうじょうまええき
かつて国鉄およびJR北海道を走っていた天北線に存在した駅。その名前に反した実情からよくネタにされた駅でもあった。
1955年に北見線時代に飛行場前仮乗降場として開業して以来、1987年にJR北海道となって仮乗降場の一切昇格に伴い一般駅へと格上げされ飛行場前駅となり、1989年5月の天北線廃線によって廃止となった。
天北線が走っていたころは1面1線の板張りホームで駅舎を持たない無人駅であり、駅名表とマンサードの待合所が何もない原野にポツンと存在していることで、テレビから鉄道関連の本にまでネタにされることが多い存在だった。
駅名の由来は当駅が存在していたところに大日本帝国陸軍の浅茅野第一飛行場が終戦間際わずか1年の間に存在していたからであり、駅が開業する4年前くらいには遺構も解体されていた。
線路跡はサイクリングロードになっているがそれも廃れて久しく、殆ど自然に還っている。熊笹に埋もれつつもホーム跡と駅名標の骨組みは現存しているが、ヒグマの目撃情報があるので訪問の際は注意すること。
なお同名のバス停留所も存在している。
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