「いいんです。見るたびに、思い出せますから」
「わたし……ちゃんと怖いことに、立ち向かえたぞ……って」
概要
CV:山岡ゆり(アニメ版)
「9-nine- はるいろはるこいはるのかぜ」での攻略対象。
物語の途中、「アーティファクトユーザー」になった後、二重人格になったと思われる。
二重人格であることから一度で二度と美味しいと関係者に言われていた。
人物
主人公と同じ学校の先輩で三年生にあたる。
クラスでは友達のいない変な子と認識されているらしい。
三作目までの全作品で主人公に一目惚れを起こしている。
思ったことをすぐに口にしてしまう悪癖があるそうだ。
オタク趣味と明記されており、主人公の持っている漫画を全て持っている他、公式サイトの四コマ漫画ではエロ漫画を買っている描写も見られる。
また花見の弁当を作っていたことから料理も可能なようである…かに思われたが…。
バレンタインボイスによると、
好きなキャラクターにバレンタインのチョコを手作りしたこともあるらしい。
エデン
ネックレス型の「アーティファクト」。
「魅了」の能力とされており、主人公や他の男子にためらいなく使用している。
自身が命名。
※能力の詳細はネタバレを参照。
関連タグ
能力(ネタバレ有)
「思考の具現化」を行う能力。どのような奇跡、不幸、偶然も思うがままに引き起こせる。異性限定の魅了だと当初思われていたのは、春風が「少女漫画のようなモテかたをしたい」と軽率に願ってしまったことによるもの。異性との会話に慣れていないにもかかわらず問答無用で逆ハーレムが形成されたことで対処に困り、女王様気質の人格『エデンの女王』を生み出し、押し付けていた。
効果範囲はかなり広く、分かれて行動している仲間にもその効果を及ぼすことが可能。
戦闘では
- 気絶していた仲間が「偶然」いきなり目を覚ます
- 乗っ取られた体でアーティファクトを飲み込んだ人物に対して、都の略奪が「運よく」後遺症を残さずに成功する
- 翔と戦って衰弱したゴーストが「なぜか」なかなか立ち上がれない
など、味方へのバフと敵へのデバフを同時に行う。
弱点として、自分たちにとっても不都合な可能性をも具現化してしまうこと、具現化される内容もある程度現実的な理由のもとに起こることが挙げられる。
前者の場合、春風自身が後ろ向きな性格をしていることが拍車をかけており、後者は例として、「痛みを和らげる」願望を「アドレナリン分泌量を増やす」ことで実現するなどであり、思考を実現する筋道が建てられたうえで効果が発生するため、副作用や二次被害が発生する可能性もある。
アーティファクトの能力とは別に、翔と並んでアーティファクトの攻撃に対する高い耐性を持つ。また、作中において自分のアーティファクトを馴染ませ、完全に制御できるようになる唯一の人物である。
劇中の活躍(ネタバレ有)
9-nine- ここのつここのかここのいろ
男子生徒に取り囲まれる謎の女子生徒として初登場。
テレビアニメのファンサイト「アガスティアの葉」で活動する「エデンの女王」が彼女ではないかと推測した主人公達に接触される。
主人公に「魅了」の能力をかけようとするがいずれも失敗。
「プレイヤー」がゲームを最初からやり直した枝(世界線)では「魔眼のユーザー」とオフ会で会っているかもしれないと九條都の能力で記憶を読まれる。
エピローグでは知り合いが石化死体になった事に動揺を隠せない様子が描かれた。
9-nine- そらいろそらうたそらのおと
敵組織「リグ・ヴェーダ」の一員「エンプレス」として登場。
自身の尾行に失敗した新海天を味方するような言動を取っていた。
ゴーストと「司令官」高峰蓮夜の暴力的な思想が判明すると、ついていけず事実上中立の立場をとる。
主人公が独りで向かったゴーストの討伐にも協力。
ゴーストの死後、敵討ちに燃える高峰蓮夜に強襲されるが、主人公勢力「ヴァルハラ・ソサイエティ」に救助される。
最終的には「ヴァルハラ・ソサイエティ」に加入する。
9-nine- はるいろはるこいはるのかぜ
春風への接触を主人公が担当する事で展開が変化する。
能力で操ったていで主人公の「リグ・ヴェーダ」潜入捜査に協力する。
能力の不使用がゴーストにバレると主人公は春風のバスト目当てという作戦に切り替える。
結城希亜の仕込みもあって潜入には成功。
高峰蓮夜、ゴーストと別れた後、主人公の部屋で身体を重ねかけ、やめる。
その際、能力は「魅了」ではなく「思考を具現化」するものと判明する。
深沢与一が「魔眼のユーザー」と白状すると「ヴァルハラ・ソサイエティ」と袋叩きを目論むも「リグ・ヴェーダ」改め「リグ・ヴェーダ・アスラ」に一蹴される。
その後「ヴァルハラ・ソサイエティ」に加入する。
主人公と二人きりの帰り道、主人公の担任教師成瀬沙月の身体を借りたイーリス(※)にソフィーティアに気をつけろと忠告される。
※1000年前「アーティファクト」が流失した際、騒動を沈めた人物。
翌日、主人公と湯治をした帰りに小学生の頃自分をいじめていた河本を見て動転し主人公の部屋に逃げ込む。
主人公は春風を守る事を誓う。
「リグ・ヴェーダ・アスラ」捜索に自身の能力が役立つかもしれないと考え、イーリスから「アーティファクト」の契約を解除する霊薬を受け取ると、野良猫で練習を行う。
結果結城希亜と意気投合する。
能力の使用で疲れ公園で休んでいると高峰蓮夜に遭遇。
暗に止めてほしいと訴える高峰蓮夜を主人公と尾行するとソフィーティアが「リグ・ヴェーダ・アスラ」と接触しているのを目撃する。
「アーティファクト」の契約を解除する霊薬で「リグ・ヴェーダ・アスラ」を無力化しようとするが実は毒薬で相手を死なせてしまう。
その後は成瀬沙月の身体を借りたイーリスの「魔眼」により秒殺され石化死体と化す。
全てはイーリスが仕組んだ罠だったのだ。
別の枝、二日前の主人公は記憶をインストールし皆に事情を話す。
「ヴァルハラ・ソサイエティ」は時間稼ぎに「世界の眼」を破壊する作戦を実行するも成瀬沙月の身体を借りたイーリスに待ち伏せされる。
その上イーリスに「世界の眼」を吸収されてしまう。
気絶から回復した結城希亜は、加勢に来た「リグ・ヴェーダ・アスラ」が撤退すると、人格を変えるのに余力を使う春風に発破をかける。
春風の指揮で「ヴァルハラ・ソサイエティ」は「世界の眼」を取り戻しイーリスを撃破する。
翌日、戦闘で重傷を負った主人公に不味いカレーを作った上、告白し自分語りさえ始めたため、主人公の幻体となったゴーストに説教される。
主人公は急いでゴーストを消し告白を保留にする。
主人公とプリクラを撮っていた際、河本にプリクラを握りつぶされてしまう。
(スチルまで用意しといて握りつぶされるって……)
春風は河本に立ち向かえたこと、追い払えたことに満足げだった。
主人公は春風に告白する。
主人公の部屋で2人は肌を重ねる。
公園にいた主人公と春風はイーリスの傀儡とかした河本に襲われる。
主人公は「魔眼」で河本を殺しかけるが深沢与一が介入し代わりに河本を殺す。
自分の人間性に落ち込む主人公を春風は慰める。
9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと
「オーバーロード」で別の枝の記憶を引き継いだ主人公は「リグ・ヴェーダ」加入前の春風を助けようと声をかけるが春風は固まってしまう。
主人公は「リグ・ヴェーダ」結成前の高峰蓮夜を利用して春風と接触する。
この枝でも能力の練習で結城希亜&主人公と共に野良猫と触れ合う。
イーリスに「世界の眼」を盗られてしまい、町中がイーリスの傀儡と化した人々でゾンビ映画状態になってしまう。
春風は「エデン」の力で「ヴァルハラ・ソサイエティ」をサポートし撃破に貢献する。
ED詐欺を敢行したイーリスは自力生成した「オーバーロード」によって時を巻き戻す。
イーリスの手駒深沢与一に何もできず殺害される。
主人公は「オーバーロード」で時を巻き戻し何度も春風を守ろうとするが生殺与奪の権を掌握した深沢与一になすすべもなく殺される。
深沢与一は主人公に春風の「アーティファクト」を渡す。
記憶の引き継ぎは別の「アーティファクトユーザー」による干渉と気づいた主人公は別の枝で得た「アーティファクト」の力をすべて用い深沢与一を狙う。
「主人公と恋仲になった枝の春風」は別の枝の記憶を引き継ぎ自分に似せられた幻体を操作する。
主人公が使う「エデン」を春風自身の「エデン」で強化し勝利に貢献する。
結城希亜が「全ての枝のイーリス」を殺害すると主人公は限界を迎え幻体は消滅する。
別の枝で結城希亜と主人公にイーリスを滅ぼしたことを告げられる。
イーリスの活動停止を確認すると祝勝会を行う。