概要
慶長6(1601)年、長宗我部氏に代わって土佐24万石の太守となった山内一豊によって築城された。
前の長宗我部氏は浦戸城に城を構えていたが、山内氏は浦戸城では城下町の開発には向かないと判断して、南北朝時代にできた大高坂山城を基に高知城は築かれる。
一時は河中山城と名乗ったが、水害が重なったために高智山城と改め、最終的には今の高知城となる。
一豊が築いた天守閣は享保12(1727)年に焼失してしまい、現在の天守閣は延享4(1747)年(寛延2(1749)年とも)に再建されたものである。
現在は天守閣や本丸御殿が遺構として現存し、国の重要文化財に指定されている。
特に本丸御殿は全容が唯一残っている非常に貴重なものである。