概要
『山海経』の「東山経」に記載される、盧其山に流れる涔水の支流となる沙水に多く棲むといわれる、鴛鴦(オシドリ)に似るが脚は人のものにそっくりだという怪鳥。
中国語では鵹鶘をリフー(Lihú)と呼ぶ。
この名は鳴き声が「リフー」と聞こえるため名付けられたもので、この怪鳥が現われるのは土木工事がさかんに行われる前兆であるといわれ、そうなると民衆は徴用されるので恐れられた。
一説によると人のような脚とは水掻きがあることを示しているとされ、ペリカン/鹈鹕(チフー:Tíhú)のことではないかと考察されている。