概要
『はたらく細胞』に登場する黄色ブドウ球菌をモチーフとしたキャラクター。
黄色いボディカラーにブドウを思わせるような球体部分が体中の各所に存在する、名が体を表す風貌が特徴。下半身に先端が鋭利な尾を持ち、細い2本の足が同様に連結した球体でできたスカートに覆われ、空中に浮かんでいる。
女性的な言動で、別の細菌の侵入結果を確認して下調べを行うなど勤勉な性格。
活躍
原作第4話(アニメ第2話)に登場。肺炎球菌の遺した情報を元に擦り傷から体内に侵入し、あえて体内の奥に侵入せず、擦り傷付近で破傷風を引き起こそうとする。
擦り傷から援軍の細菌を多数呼ぶことで、駆け付けた好中球相手に優位に立つが、援軍として登場した血小板たちに傷口を塞がれ、増援を望めなくなったところで好中球たちに仲間たちを一掃、自身も1146番に討たれた。
原作第15話(アニメ第10話)では、上記個体の義理の姉(直後の関係図では9親等とかなり遠縁だったが)を名乗る別個体が多数の同族を引き連れ鼻腔に登場。合体して巨大化し、黄色ブドウ球菌版のフィブリンであるコアグラーゼを作り出して好中球軍団を一網打尽にするも、情報がなかった単球と、その正体であるマクロファージ部隊の登場で怖気付いた一部の仲間が逃亡し、残りも戦況を保てずゴリ押しで討伐された。
考察
本作では黄色ブドウ球菌は勤勉な性格として設定されているが、元ネタは現実の黄色ブドウ球菌が持っている薬剤の耐性のことを拾っていると考えられる。
(ペニシリンやメチシリン、パンコマイシンなど有効な対菌薬剤は多数存在しているが、数年もするとその薬剤に耐性を持った耐性菌が出現してしまっている)