ステロイド(はたらく細胞)
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すてろいど
ステロイド(はたらく細胞)とは、混乱の続く世界(体の中)に送り込まれた、最終兵器である。
ステロイドとは、超強力な抗炎症作用と免疫抑制作用を持つホルモンの一種。副腎皮質ホルモンとも呼ばれており、人体でも副腎(腎臓の上にある小さな臓器)でわずかながら生産されている。
本作では医師から投与された薬剤(小説版にて言及)として登場、レーザー砲を備えた頭部とガトリング砲になった両腕を持つ白いロボットとして描かれている。また、マンガ版だと額や肩のマークが赤十字となっているが、アニメ版では大人の事情によって「S」の字が入った紅白カプセルのマークに変更されている。
記憶細胞からは「世界に異変が起こった時にどこからともなく現れる」「騒動に関わった奴を一掃するタイプ」と言われる。
第2話(アニメ無印1期第5話)スギ花粉アレルギーの話で登場。
アレルギー発症の責任が誰にあるかで体内の細胞同士が喧嘩する中、赤血球が持ってきた「薬用」と書かれた黒い球体の中から現れる。
動き出すや否や、誰にも止められない強さで暴れ回って体内を破壊し、電池切れ(アニメ版だと「有効成分切れ」)で沈黙した。
喧嘩していた細胞たちも何だかんだで和解しつつ、ステロイドによって荒れ果てた世界(体)を前に、揃って死んだ目で呆然とするのだった……。
BLACKでも登場、こちらは銀色の球体で体色が金色(無印の体色は銀色)で、ストレスで暴走したヘルパーT細胞とキラーT細胞を取り押さえた。
ガイドブックの中でステロイドに関するエピソードも公開されている。
- インタビューによると、ステロイドの「ロイド」という文字と音の響きから機械のデザインにしたと語っている。
- さらに、同書で公開されたプロットによると、体の主が使用量を間違えてしまったせいで強大なモンスターと化してしまった、との事。
ステロイドは強力な抗炎症作用と免疫抑制作用を持つが、その分副作用も大きく、様々な疾患が発生する可能性があります。処方する場合は、くれぐれも用法容量は守りましょう。
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