黒川イザナ
くろかわいざな
「天竺」総長にして、元「黒龍」八代目総長で「不死身のイザナ」の異名を持つ。
褐色の肌が特徴的な白髪の美少年であり、その顔には常に不敵な笑みを浮かべている。
『天竺編』のラスボスにして、その正体は佐野エマの兄で、佐野真一郎と佐野万次郎の異母兄弟。
灰谷兄弟などの極悪世代の頂点に君臨し、稀咲鉄太とも繋がりを持っており、万次郎や花垣武道の前に最凶最悪の敵として立ちはだかる。
幼い頃にエマは佐野家に引き取られたが、自身は施設行きとなり、妹と離れて暮らすことになった。その後、暴走族のリンチを受け入院するほどの大ケガを負うが、退院後にお礼参りに行き、主犯格の少年に至っては自殺にまで追い込んでしまう。更生のため少年院に送致されるものの、そこで悪のカリスマ性を発揮するようになり、のちにS62世代と呼ばれる仲間たちを作る。
孤独に苛まれていたが、少年院に面会に来てくれた佐野真一郎にだけは強い愛情を感じており、彼と文通をして絆を感じていた。
出所後は真一郎の作った黒龍を継ぎ、八代目総長となる。しかし、真一郎が万次郎の話をするたびに彼への嫉妬を募らせ、黒龍を万次郎に継がせるつもりだということを知り、遂には万次郎への悪意を爆発させてしまう。これによって黒龍はあらゆる悪事に手を染めた犯罪組織となる。
真一郎の死後、失意から一度は一線を退いて浮浪者のような生活をしていたが、稀咲にそそのかされて天竺を結成。稀咲が天竺に合流したのをきっかけに、東京卍會との抗争を巻き起こす。
真一郎への歪んだ独占欲から、彼が愛したすべてを破壊したいと考えている。稀咲が自分を利用しようとしているのは理解しているが興味はなく、ただ万次郎にのみ執着している。
力ですべてを支配し、仲間も都合の良い駒としか考えていない。圧倒的な戦闘センスを持ち、天竺では味方すら恐れる絶対的な王として君臨している。
戦闘スタイルとしては、万次郎と同じくリーチやパワーを補うべく蹴り技を多用する。
鶴蝶に「孤独がイザナの強さ」「”これ以上やったら殺してしまう”というリミッターがない」と語られる通り、一切容赦の無い攻撃を仕掛ける。
実はエマの母親であるカレンの元旦那とフィリピン人前妻との間に生まれた子であり、実際には真一郎やマイキー、エマとの血の繋がりはない。本人にとって血の繋がりの有無は何よりも重要なことだったようで、事実を知りながら黙っていた真一郎に対して激昂していた。
関東事変の末、稀咲が撃った銃弾から鶴蝶を守り、被弾。
その壮絶な人生に幕を閉じたのだった…。
コメント
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すべて見る- 既知転生?いいえ何も知りませんわかりません
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天竺 Mad Reverse #20
長らくお待たせ致しました………本当遅れて申し訳ない! 今作業に追われていまして……………本出しますがそれはまた後日御知らせしようかなと。 地獄はまだ終わりませぬ………(泣) しかし最終章。駆け抜けますよ………… 場面展開多いけど付いてきてね…………(少年アクション漫画脳)4,693文字pixiv小説作品 - 大切な人を助けると決めた少女の話。
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懲りずにクロスオーバーですねぇ。 刀の擬人化のキャラがいます。 ⚠️⚠️作中に不妊症や不育症の表現があります。気分が優れなくなったら1度離れることを推奨します。⚠️⚠️ 解釈や考察は皆様にお任せします。 何かありましたら、マシュマロかコメントまで。 https://marshmallow-qa.com/mofsugar10127,922文字pixiv小説作品- 前世を思い出したのはいいが女ってどういうことだbyイザナ
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平凡な女の子がイザナと恋をして、ありふれた日常へ手を引いて連れて行こうとしたけど、叶わなかったお話。 特殊な女の子ではなく、本当に普通の子。性格は十人十色なので、こういう子もいるよ。って感じ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 本編読了後推奨 ・ ・ ・ ・ ・ 「イ、イザナくん……? 何を見ていらっしゃるので?」 「植物図鑑」 「なんと。あのイザナくんが読書、だと……?」 「蹴られてぇのか」 「滅相もない!」 だがしかし、イザナくんが図鑑を手にするなど、一体どういうことだろう。 というか、その図鑑、どっから見つけてきたのだ。持ち主の私ですら、どこにあったか覚えてなかった代物なのに。 「何か気になった植物でもあるの?」 「〝ヒマワリ〟」 「え゙」 「…………知ってるか? 〝ヒマワリ〟には様々な別称があるって」 「へ、へぇ、そ、そうなんだ……?」 冷や汗がだらだらと額から流れ落ちる。あれ、その図鑑、そこまで記載あったっけ? 「〝日向葵〟も〝ヒマワリ〟の別称なんだってな?」 「そ、そぉなの? し、知らなかったなぁ」 声が上擦った。細められた視線がとても私を咎めている気がする。 「で、でもでも、私がイザナくんに言ったのは、その、漢字の間違いであって、あの、ヒマワリの呼び名じゃなくてね」 「で?」 「だからね、一般的な漢字のヒマワリは〝向日葵〟であって〝日向葵〟ではなくてね?」 「あの時オレは別に漢字の話はしてねぇ。〝日向葵〟は〝ヒマワリ〟だなって言ったんだ。テメェが勝手に漢字間違いを指摘してきただけだろ」 「なんと」 「記憶違いかと思って調べてみれば〝日向葵〟は〝ヒマワリ〟の別称だったわけだ」 「おっと」 「…………オレに言うことは?」 「わぁ漢字間違ってるププーッて笑ってすみませんでした!」 「はっ倒す」 「猶予を! 贖罪のチャンスを与えて頂きたい!」 その後、何とかイザナくんに拝み倒して、私は起死回生のチャンスを与えられた。 「というわけで鶴蝶くん。ご協力を!」 「オマエよくイザナに許されたな」 そんな風にイザナを馬鹿にしといて。と呆れた顔をされたけど、必死に土下座しました!と教えたら哀れまれた。酷い。 「で、イザナからヒマワリ畑を見つけとけって言われただけだろ? オレに何を協力して欲しいんだよ」 「イザナくんの好物を教えて頂きたい!」 「……は? なんで?」 「ヒマワリ畑に行くならやっぱりお弁当は必要でしょう? ピクニックしようかと思って!」 「…………」 「ならイザナくんの好物を中心に作ってあげようかと思い、イザナくんをよく知る鶴蝶くんなら好物も知ってるはずだと、会いに来ました!」 「ああ、うん」 「やっぱりこういうのはサプライズだよねって事でイザナくんには秘密で来ちゃった。密会って感じでちょっとワクワクしてる」 「だから内緒で会いたいって連絡してきたのか」 「うん」 「だったら施設に直接電話かけるのはやめとけ」 「え?」 「イザナに筒抜けだ」 「ぅえ?」 「――施設の電話からオマエの名前で鶴蝶を呼び出すから何かと思えば……」 ハァ、と深い溜息を吐いた鶴蝶くんの後ろから現れたのは何とイザナくんでした。裏切り者! 「鶴蝶くんの番号知らなかったんだもん!」 「教えてねぇからな」 「くっ、折角のサプライズがっ」 「馬鹿。オマエは隠し事出来ないタチなんだから絶対ェサプライズは成功しねぇ」 「んな」 「オレもそう思う」 「んなぁ!?」 猫か。とツッコミが入ったが断じて猫ではない! 「くっ、知られたからには仕方がない!」 「悪役のセリフだな」 「雑魚のな」 「ええい、だまらっしゃい! こうなれば鶴蝶くんも道連れだ!」 「オレ?」 「当日は鶴蝶くんも一緒にヒマワリ畑でピクニックしよう!」 「え、なんでオレも?」 「ピクニックは人数多い方が楽しいから!」 「いや、デートだろ。二人で行けよ」 「デ、デデデデート違います!」 いや、どう考えてもデートだろ。と鶴蝶くんは困惑しているが、イザナくんはちょっと考え込んで私の言葉に同意してくれた。 「向日葵。当日は鶴蝶の分の飯も作ってこい」 「ラジャー!」 「は、ちょ、なんでオレも? 二人で行って来いよ」 「オレの決定に文句あんのか鶴蝶」 「王様のご命令だよ鶴蝶くん」 「なんなんだよ!」 という訳で週末は鶴蝶くんも連れてヒマワリ畑でピクニックしてきました! とても楽しかったので、また三人で一緒に来たいなぁ。 ・ ・ ・19,803文字pixiv小説作品 - マイキー双子姉は黒川イザナを幸せにしたい
煩悩滅却
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失踪中にマロ貰ってたのに最近気づきました。 大変お待たせしてしまい大変申し訳ございませんでした。 リクエストありがとうございました!!! ひな祭りは過ぎてしまいましたが、エマちゃんに散らし寿司を振舞う話です。 こんな兄力が高い兄が欲しい人生でした。 イザナ君はやれば大体できる器用な子、鶴蝶くんはイザナが納得するまで頑張る努力家だと思ってます。 これは篝火2号店 店長黒川イザナ展開もありうるのでは…?(Thinking face) ※なんでも許せる人向け ※捏造過多 ※他人の地雷には一切配慮しておりません。ご自衛ください。 推しに美味い飯を食わせたかった人が見た幻覚です。 違う、と思った方はすぐに引き返してください。2,397文字pixiv小説作品 こんなの先に自称したもの勝ちだからな!イザナの兄はこの俺だ!!!
自称兄VS(自称)兄の戦いが今始まる! 「この俺が!!!イザナの兄だ!!! 真一郎が兄だと?ざけんなこの泥棒猫め!許すまじ!!!」 結局勝つのは自称兄 attention! *誤字脱字、時系列の違いは気になればコメントへ *無言手直し入ります *イザナ君に夢しか持ってない作者の妄想を詰め込み *イザナ視点 読了後推奨 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ (これが作者としてのハピエン) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 眠れない。 薄紫の瞳は天井を覗くばかり。 明日から俺は佐野家で暮らすことになる。 今は根城に鶴蝶と2人きりでいるが、シロの願いを実行するために佐野家に行くことにした。 鶴蝶はこれからは灰谷たちのところに預けて、準備が整い次第佐野家に呼ぶ。ちゃんと慣れてからでないと、鶴蝶も萎縮すると思うから。 本当にこれで良いのだろうか? シロを裏切ることにならないだろうか? 俺の兄はシロだけで良いと真一郎は行ってたけど、悪い気もする。 そうして口から出るのはため息だけで。 ベットで何時間もごろごろして上手く寝付けない日が続く。 (シロに会いたい) シロの葬式は小さく行われた。 身内の俺も分からないままに佐野の爺さんと真一郎が色んな手続きをやってくれてた。 シロを撃った男はあの後、病院送りになった上に少年院に行ったからやり返しも出来ないし、それに多分シロはそんなこと望まない。 そうして復讐することもできず、何も手につかないまま何日かは放心状態で過ごし、最近になってからエマやマイキーや天竺の皆が俺を日の元に連れ出すようになった。 心にぽっかり穴が開く。 血が繋がってなくても良いと思ってた兄ような存在が本当の兄で、その兄は死んだ。 もう血の繋がりはこの世に無い。 でも死ぬことはできない。 約束したから、待ってるって。 不意に涙が頬を横に伝う。 何日も泣いてばかり、これじゃシロに笑われても可笑しくないな。 俺は側に置いてあった上着を手に取り、鶴蝶を起こさないようにしながらそっと根城を出た。 (シロと行った場所に行こう。 そしたらきっとスッキリするだろ) 俺は壊れてしまった愛車の代わりに、直してもらったシロの遺品に股がった。 冬の海、寒空に煌めく星々。 そうしていつかの丘に俺は座り込んだ。 そう言えばここでシロと昔の話したりしてたよな。シロはあんまり話さなかったけど。今ならその気持ちも分かってる。 寂しい、一緒にいてくれる人がいるのは分かってる。でもどこか孤独だ。 あのときと変わらない空に一層孤独が増す。 「……会いたいなぁ」 「は、どこの誰が寂しがってんだイザナ?」 懐かしい声がして反射的にバッと後ろに目を向ける。 そこには、いつしかの学ラン姿のシロがいた。 「シロ!?何でここに……!」 「何って、ツーリングしたいっつたのお前だろー?まあオレのバイク使ってんのイザナなんだからさ、さっさと乗せな弟様」 ニコリと笑ってこちらを見るシロ、イツキ の姿に違和感はある。でもそれは分からないフリをした。 「さっさと乗れよイツキ」 「初めてかもな、イザナの運転うけんのは」 腰に回る冷たい腕の感触にゾクリと背筋が伸びる。 エンジンをかけて、丘の頂上から下りた。 町はいつもより人の通りが少ない。 どこか別の町に来たみたいで、帰られるのか不安になって来た。 でも大丈夫だよな、兄と一緒なら。 イツキとは他愛ない話をした。 昨日の夜ご飯、鶴蝶とか天竺の奴等のこれからの話とか。 相変わらずイツキは自分の話をしない。俺の話を促すばかりだけど、俺たちにはそれが当たり前だ。 「イザナはこれから何すんの? いやまず高校とかちゃんと行ってんのかどうか……。行ってたなら良いとこ就職できそうだよな。 いや社長になるのも良いな。お前は人を率いる力をオレから根こそぎ取ってったヤツだからさ。上手くいくぜきっと」 ペチャクチャと話続けるイツキは少しだけ寂しそうな声だ。ちょっとだけ、長くいたから分かるくらいの感じで。 「俺と、一緒に来てくれって言わないんだな」 「……言うわけねぇだろ。弟まで黄泉に連れてく趣味なんざ無いからな。 ま、決まったならオレの墓の前で教えてくれや」 「俺ね、教師になりてぇの」 腰に回ってる腕の感触が薄れてきた。 それでも俺は運転しながら言葉を続ける。 「イツキ、昔教師になりたいって言ってたろ?だから俺がなる。なって夢叶えてやるよ。 俺みたいなヤツを保護すんのも良いけど、俺はそれより弟として兄の夢を共有したい。 だから、応援してくれイツキ。 天国からさ」 腰の感触も、俺の意識すら薄れてきた。 でも大丈夫、イツキがいんならここは安全。 「ありがとイザナ。 そうだな、あと……100年は会いに来なくて良いぞー」 ケラケラと笑う声を最後に俺の意識は途切れた。 「……ナ、イザナ! もう起きる時間だぞ。……どうかしたのか?」 「別に、ちょっと夢見てただけ」 さっさと佐野家まで行かねぇとなぁ。 シロに怒られちまう。 雪のついた上着には気づかないフリをして、俺はベットから身を起こした。 あれは夢なのか否か、 知るのはただ兄のみ。 【兄の意思を継ぐ、孤独では無い弟が未来の夢を自称する話】 「イザナせんせ!おはようございます!」 「……おはよう、今日も元気に挨拶して良い子だね」 「?せんせーこそ、昔と違って良い子だよ?前はあんなに弟っぽい感じだったのにさ」 目の前の白髪の少年は懐かしい笑顔で俺を見た。9,414文字pixiv小説作品結局生きたもん勝ち
⚠アンケがあるのでなるべくキャプション必読お願いします 設定だけ第7弾 1ページ目は注意のこと、 2ページ目はオリキャラ達のこと、 3ページ目はオリキャラとモブ、イザナの会話のこと タグは関わりそうなキャラにしました。 (今日はマイキーの誕生日だそうです。おめでとう。君はひとりじゃないよ) 以下はとある設定に関してですので、読んだことがない、知らないよという方は読まなくて大丈夫です↓ こちらの設定(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15832202)が女子に人気ランキング79位に入ったそうです。ありがたいです。意外にも反響したようです。 シリーズ化希望というタグも付けて貰いました。ありがとうございます。 ですがあの設定はあくまで設定であり、断片的な話しか考えていませんし、十分に設定を活かしきるとも限らないです。 そこでアンケートを取りたいと考えました。 需要があるならばご希望通り続けたいと思います。 ご協力お願いします。2,308文字pixiv小説作品- イザナの彼女じゃなかった話
イザナの彼女じゃなかった話②
昔からずっとイザナのことが好きだった。 たとえ振り向いてくれなくても、私だけが好きで居続ければそれでいいと思ってた。 「何かあれば助けてやるよ」 ーーねぇ蘭、胸が痛くて苦しいの。 「イザナ、あいつがまだ来てない」 「ノロマはほっとけ。お前はオレの下僕だろ」 「でも」 「日が暮れる。いくぞ」 ーーまって、お願い。ちゃんと追いつくから、置いていかないで….イザナ、! 追いかけて。追いついてまた置いていかれて。だけどその背中はいつも見える場所にあったのに 「彼女にでもなったつもりかよ」 ーーねぇイザナ 私の何が、ダメだったんですか? イザナと鶴蝶と同じ孤児院で育った幼馴染の女の子に繋がった赤い糸の行方の話② ※過去Twitter掲載シリーズとなります。 ※支部掲載にあたり加執してます ※Twitter結末は蘭だったけど…. アンケート結果で結末が変わります。 支部版ではTwitterと結末がかわる…!? 行動アンケートは4/15 23:59締切です 『結末√オープン』 ・黒川イザナ ・灰谷蘭 ・鶴蝶4,248文字pixiv小説作品 - 暴走幼女は止まれない
サンタさん…とは……?
まだクリスマス前です!!!!!!!!!(いいえ 大遅刻です本当にすみません。 これが書き納めとかまじか?まじか……??? ということで今年も大変お世話になりました。 黒川イザナに狂った一年でした。 来年も元気に黒川イザナを追い続けます。 最終回までリアルタイムで追ったので、僕はもう何も怖くない…。 黒川イザナはいいぞ…黒川イザナはいいぞ…。 感想などはましゅまろにお気軽にどうぞ。 あまりもらうことがないのでむせび泣いて喜びます。 (焼きマロや毒マロなどは後々黒歴史になって幼女が崩れ落ちることになるのでお気をつけください) https://marshmallow-qa.com/kotoh_asagami?utm_medium=url_text&utm_source=promotion ↓ ↓ ↓ ↓ 「前回のアンケートみました!!!なんで、なんで!?!?ふつうにかんがえて、その辺に全身真っ赤な人がいたらおかしいでしょ!?!?とっこーふくでもおしゃれスーツでもないでしょ!?!?!黒歴史なのに!!!そうじゃなかったらどうかんがえてもサンタさんでしょ!?!?!なんで半分くらいがサンタさん以外をえらんでるの!?!?!?いずみはなっとくできません!!!!!!みんな最終回かたいじゅくんに、せんのうされてる……????ヤンキーにせんのうされてる…どくしゃのみんなの黒歴史は…てった以上にどうにもできない…」3,504文字pixiv小説作品 - 灰谷3兄妹
王様の話
この話、時空とか色んなものをねじまげているのであまり気にしないでください。年齢とか、色んなものを。 無理やり幼い頃の武道くんと出会っていれば大丈夫かなって思ったけど、年齢差とか諸々計算してなくてしんどい。 後、イザナくんの性格よくわかんないから、よくわかんないことになってると思う。 追記 武道君この頃は手術後で髪の毛めちゃ短いです!後、小学生って中堅学年位は男も女も見た目一緒かな?って思ってます この作品、シリーズ設定にしてなかったのでしときました!わかりにくくてすみません! でも書きたいとこはかけたから今日のテストで死んでも悔いは残らない。多分全然残らないって思いたい。 いつも最後になってしまいますが、いいねとか、スタンプとか、コメントとか、ありがとうございます!!めっちゃ嬉しいです!3,803文字pixiv小説作品 - 横浜Outsiders
傷を放っておくと悪化するっていうけど
治療は痛いから気が進まないってこんな気持ちなのかな。 ※注意 ・夢小説 ・原作ネタバレ有り ・主人公の容姿、名前固定 ・キャラ崩壊するかも 無理な方は閲覧をご遠慮ください。 読了後の苦情は受け付けておりません。 問題等あればコメントにて教えていただけると幸いです。 渋谷編その3。ようやっと一虎を出せました。 場地さんは成績は悪くても相手のことは的確にしっかり考えられる人だと思うんだ…。 このペースで年内に血ハロ行けるか?できれば行きたい…けど…。話の流れはもうほぼほぼできてるので…頑張ります。 今回から表紙のタイトル統一することにしました。3,220文字pixiv小説作品 - 幸の音を鳴らせ
幸の音を鳴らせ〈中〉
イザナを幸せにしてえと思って書き続けました。 前編の続きです。 本当は前後編にしたかったんですけど、まとめられなくて中編になりました。いうて自分が書きたくて書いてるだけなので悔いはないです。 丁寧に書きたいと思ってたら今回もそこそこ長くなりました。 以下注意がき 地雷ある人は絶対読んでください!いや地雷ない人も読んでください、頼みます ・名前あり女主人公、女主人公視点 「ひまり」って名前です。愛称は「ひい」「マリー」「ひま」 ・原作改変あります。救済します ・主人公の家族とかちょっとしたモブが出てきます。スパイス程度に出したつもりですが、でしゃばりすぎてたらすみません ・誤字脱字は気づいたら直しますが、補完できないほどのものがあればご報告いただけると助かります。 ・基本自分が見たい!っていう気持ちで書いているので、他人に配慮してないです!! ・一応年表とか参考にしながら書いたんですが、違っている箇所があったらすみません。今回は許してください。 あと、明記されてないところとかはなんとなくで書いたのでそれも許してください。 ・本当に文字書くの義務教育の読書感想文以来なのでそこらへんはご理解ご協力お願いします!19,477文字pixiv小説作品 霊が出るコンビニで働いてたら客が幽霊になってやってきたんだが?
暑い日が続くのでほんの少しの怪談話とif。 ネタ供養 * * * ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私(19歳) 霊障の酷いコンビニ(深夜)で働いている神社の娘。20歳で神様につれてかれる約束してるため、誰も手が出せない。自身は祓えない。つれていかれるときに、つれて逝かないように人の名前を呼ばないようにしている。2時から7時まで、深夜時給+αで働いている。 イザナ 見える人。祓えない。ヤバそうなコンビニに入ったら憑いてるものがいなくなったからよく通うようになる。たまに話しに行ったりしていた。殺されて、さ迷ってたらあのコンビニにいた。なんだかさみしい。 鶴蝶 見えない。イザナが見えるのを知っている。お化けは怖い。色々護られてて、実は知らない間に祓ってる。全自動祓機。 蘭 ぼやっと見える。害がなければ別にどうでもいいスタンス。だけど仲間に手を出したらわかってるよな??? 竜胆 感じる程度。怖い。蘭にからかわれる。 モッチー なにも感じない。そもそも信じていない。 獅音 見えないし怖い。怖い!チワワにみえる。イザナと蘭にからかわれてる。3,010文字pixiv小説作品- 平和なオメガバース世界だと思ったら"運命の番"が複数で困惑している間に囲われていた話。
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