概要
pixivユーザー「黒幕“B”」氏が、2017年よりpixivへ掲載しているオリジナル小説。
「世界政府組織」(通称「WGG」)が運営している、超能力者の育成学園「緑山中央学園」の中等部がメインの舞台。「緑山中央学園」は、表向きは普通の進学校であるが、超能力者の存在については「WGG」の意向で伏せられていた。
この作品は、2年A組の生徒たちを取り巻く世界の「脅威」や、それに立ち向かう彼らの苦悩や決断を描く、学園異能もののストーリーとなっている。
※この物語は現実世界に存在する人物、団体とは一部を除き一切関係ありません
あらすじ
第1部「夢見少女のレクイエム」
──何者にも成れず、何者にも成れる貴女へ 私からこの物語を捧げる
夏休みを直前に迎えた「白鳥那歩」は、自称小説家の「星数」と名乗る女性と知り合う。そんなある日、那歩は道端で倒れていた「郷深」と名乗る謎の記憶喪失の少女を見つける。星数の家で様子を見ようということになるが、その2日後、郷深は何者かに誘拐されてしまう。
第2部「眠れる世界の王子様」
──欲と犠牲の結末をここに記す
資金不足に陥った「WGG」が開発した快眠枕が発売された。売れ行きは思いの外好評で、開発者である「駒沢悠々華」は一抹の不安を覚えていた。そんな中、快眠枕を使用した人が、相次いで昏睡状態になる事件──後の「聖竜島民集団昏睡事件」が起こってしまう。
番外編「小さな脅威、護援組の記憶。」
第2部と並行して掲載。「WGG」が組織した軍隊のうち、第3部隊にあたる「護援組」の過去の出来事を描いている。
第3部「交わる感情のフラッド」
──神の呪いの結末が始まる
両親を人間に殺されて以来、人間を恨んでいた悪魔と人間のハーフ「夜月」。能力を見込まれて「緑山中央学園」中等部の2年A組へ編入される場面から始まる。
「Sufa na Hijeliquo」
──これは、世界を揺るがす3つの物語
略称「SH」。ストーリーは3部に分かれており、それぞれの物語で、各登場人物に纏わる過去や秘密が明かされる。
Low na Liquo
緑山中央学園が冬休みに入る少し前。「ロゥ」と名乗る謎の少女と世界を襲う脅威、そしてロゥと郷深との関係の一端が語られる。
(第4話に「それぞれの冬休み!」が掲載)
Moje na Juravi ”Elufeju”
ブジョと敵対関係にある狂眼の魔王が、突如宣戦布告を言い渡した。護援組は来る第3次神魔戦争に備えて、ジュラビ姫の首を取りに行く。吹雪に包まれた極寒の旧世界で体力を削られていく護援組。一旦休憩を取るために入った小屋の中で、「アイ」は机の中に入っていた、あるノートを見つける。
Suqajo na Moqajo
郷深がこの世界に来た時に起こった大脅威について、不信に思った悠々華はロゥと郷深を問いただす。ロゥの「異世界から来た」という発言についても疑問を覚える悠々華に、ロゥは「あるもの」を見せるが…
第4部(最終部)「soqo no Vujo」
──私達はこの世界を愛している
「七柱のブジョ」と称される、強い力を持った七人の神々のうちの「闇のブジョ」について調べていた、光の旧神である「リリア」とロゥ、そして郷深。「闇のブジョ」を呼び出すために、一向は残りの五神の元を訪ねることになる。
関連リンク
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