曖昧さ回避
黒青とは
pixivではもっぱら2.の意味で使われている。
このページでは漫画『黒子のバスケ』に登場する黒子テツヤ×青峰大輝のBLカップリングについて解説する。
概要
漫画黒子のバスケの主人公黒子テツヤと桐皇学園の青峰大輝のBLカップリング。
黒子と青峰は帝光学園にてキセキの世代として互いを相棒とし、息のあったプレーをしていた。旧『光と影』コンビである。
「青峰君が笑ってバスケをする姿が見たい」
黒子は入部から半年の間、部の3軍から昇格できずバスケを辞めることすら考えた。それを真摯に引き止めたのは他でもない青峰である。実力が明らかに格上である青峰からの「遅くまで残って練習している奴が全く無力な訳が無い」「そんなお前を見て尊敬していた」といった言葉に勇気づけられた黒子は努力の末に特殊なプレースタイルを身につけ「幻の六人目」として活躍していく。
しかし青峰は後に別の形でバスケに失望する。
黒子は自分のバスケで青峰に勝ち、彼の欲する「対等なライバル」という希望を見せようと静かに奮闘する。その姿は義理堅くもあり、また青峰に向けられた自己顕示欲、孤独から青峰を救いたいと願う加護欲の現れなど多様な捉え方ができる。
「あの人のバスケは好きじゃないです」
黒子は冷静に振る舞い感情の起伏を露わにしないキャラクターである。しかし青峰に関する事でしばしばその無表情を崩し、感情を波立たせる(試合中のプレーに支障を来すほどである)。
「バスケ好きな奴に悪い奴はいねぇ!」
帝光中第四体育館で黒子と偶然出会った青峰は共に自主練習を行う仲に。そこでひたむきに努力を重ねる黒子の姿を誰よりも近くで目に焼き付ける。
自身の「バスケを好きな奴に悪い奴はいない」という信条も合わさり、黒子の努力が実り選手として活躍する事を黒子本人よりも強く信じていた。
「やっぱ全然違ーな テツが入るとよ」
「同じってことは成長してねえってことじゃねぇか」
才能が開花した後バスケに失望する事になっても、心底ではかつての相棒のプレーヤーとしての成長と「青峰君より強い人なんてすぐに現れますよ」という言葉に信頼を寄せているかのような言動を取っている。辛辣な言葉の裏に垣間見える黒子への信頼は、バスケへの失望の念と背反して複雑な青峰の心境を描く。
二次創作における傾向
物語のキーパーソンに含まれる2人は原作内外でのエピソードの描写も多数に渡り、考察やファンフィクション作品の源になっている。過去には「光と影」と例えられた関係性を持ち、現在は他校の敵同士となる黒子と青峰。互いへの感情と彼ら自身のバスケ感とを絡めて複雑な心境を描く書き手も少なくない。
またコメディ方面でも、黒子や青峰個人がアレとかコレとかソレとかドレとかネタに事欠かないキャラなので絡ませるだけでコントが成立する。
肝心のラブシーンであるが、攻めである黒子が心理的なアドバンテージを持ち、受けである青峰に反発心を起こさせない表現が印象に残る。青峰に遠慮なく物を言ったり、対戦後日に青峰を呼び出してシュート練習に付き合わせたりする黒子の強引な一面が原作で見られる事が要因だろうか。攻め側の-24cm/-17kgの体格的ハンデは黒青本人達と書き手の腕にかかれば他愛の無い障害である。お姫様抱っこが難しいとか。
ちなみに商業BL風に黒青を表すとすれば「ポーカーフェイス敬語攻め×俺様一匹狼受け」だろうか。何やら聞き慣れた組合せである。(もちろん書き手・作品によってキャラ描写が異なるのでこの限りでは無い)